音声入力から文字起こしができると、会議やスピーチ内容を記録する際に役立ちます。聞き逃しを防ぐことができ、重要内容を共有できる便利な音声を文字に起こすツールはたくさんあります。しかし、「どのように活用すればよいのか?」「iPhoneまたはPCに対応するツールは何か?」というように迷っている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、音声入力と文字起こしの方法を作業環境別に紹介します。WindowsやMac、スマホで使える音声認識して文字起こしをする方法をそれぞれ解説しますので、自動文字起こしの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
Part 1.PCソフトで音声入力して文字起こし
まずはPCユーザーに向けて、専用ソフトを使って音声を認識して自動に文字を起こす方法を紹介します。リアルタイムの入力音声を文字に起こすツールがあれば、録音した音声ファイルの文字起こしに対応するツールもあるので、特徴を確認する上で試してみましょう。
1VoxBoxを使って音声から文字起こし(Windows)
Windowsパソコンの場合、「iMyFone VoxBox」というAI文字起こしソフトをおすすめしたいです。動画や音声ファイルをインポートすると、瞬時に文字に変換します。さらに、多言語にも対応して、画像、PDFにある文字を認識して抽出することもできます。

- 日本語/英語/韓国語を含む46種類以上の言語に対応し、外国語も素早く文字起こし。
- MP4、MP3など主流の動画、音声ファイルから文字起こしは可能で、無料で3分間で体験できる。
- 文字起こし精度が高い、高度なAI技術によって長文でも完璧に起こすことができる。
- 音声から起こす文字はtxtファイルとして保存でき、文字読み上げ機能も搭載。
▼ VoxBoxを使って音声入力して文字起こしをする方法
ステップ 1.上記のボタンをクリックしてソフトをダウンロードして起動したら、左側で「文字起こし」機能を選択します。
ステップ 2.「ファイルを追加」をクリックするかドラッグして、ビデオやオーディオをインポートします。
ステップ 3.上部で言語を選択して、右下の「変換」をクリックして動画や音声を文字に起こします。
ステップ 4.しばらく待ってから起こした文字を確認します。右上でそれをコピーするかtxtファイルとして出力することができます。
手順はシンプルなので、初心者も使いこなせるでしょう。基本的にクリックするだけで操作できるので、効率的に作業を進められます。録音した音声を文字に起こせると、あとから重要な内容を目視で確認可能です。個人用だけではなく、共有する際にも役立ちます。ぜひVoxBoxを無料から試してください。
VoxBoxを使用する時の注意点
画像、PDFにある文字を認識して抽出したい場合、VoxBox公式ガイドで、画像やPDF読み上げ機能の使い方を確認してください。その機能を使って文字を認識したら保存します。読み上げることをしなくてもいいです。
2Pageを使って音声から文字起こし(Mac)
一方、Macユーザーなら、「Page」という標準搭載の文章作成ソフトを使えばいいです。音声を文字に起こす機能は備えて、マイクで拾った音声を自動でリアルタイムに文字起こししてくれます。使い道は会議の議事録作成や、スピーチ内容を記録したいときなどです。今まで時間をかけて記録していた作業が短時間で完了します。複雑な操作は必要ないので初めて音声入力と文字起こしをする方や、手軽に文章作成したい方におすすめです。
▼ Pageを使って音声入力して文字起こしをする方法
ステップ 1.Pageを開き、上部のメニューから「編集」をクリックします。
ステップ 2.「音声入力を開始」を選択します。
ステップ 3.マイクに向かって発言すると自動に音声を文字に起こします。
Pageを使用する時の注意点
Appleシリコン(M1チップ)を搭載されていないデバイスの場合、Pageでの音声入力が60秒以下に制限されています。また、Mac内蔵のマイクを介して音声を入力しているので、はっきり音声を拾っていなくて文字起こしの精度は低くなることも注意すべきです。
Part 2.スマホアプリで音声入力して文字起こし
iPhoneやAndroidスマホを利用する場合、この章で紹介する音声入力して文字起こしをするアプリの使い方を参考にしてください。
1Speechy Liteを使って音声から文字起こし(iPhone)
「Speechy Lite」は、音声を入力してリアルタイムに自動文字起こしをするアプリで、録音データなどの音声ファイルをインポートして文字に変換することもできます。複数の人声を認識するように設定でき、文字起こしのために入力した音声を録音ファイルとして同時に保存することも可能です。打合せ会議の記録に役立ちますね。
▼ Speechy Liteを使って音声入力して文字起こしをする方法
ステップ 1.アプリを起動し、音声認識へのアクセス許可は「OK」を選択します。
ステップ 2.画面左上のメニューから設定を確認し、音声認識の言語やモードなどを指定します。
ステップ 3.音声入力するにはマイクのアイコンをタップします。話すとリアルタイムで音声認識が行われ、文字が表示されます。
ステップ 4.録音を停止するには停止のアイコンをタップします。後は画面左下のBOXのアイコンからデータを確認して、起こしたテキストが誤っている場合は修正します。
ステップ 5.右下のシェアアイコンをタップすると、起こした文字を出力できます。
Speechy Liteを使用する時の注意点
無料版では音声入力できる回数が10回まで制限されて、使用途中に広告も表示されます。左上のメニューで「プロ版にアップグレード」を選択して支払うと、制限が解除できます。価格は980円です。
2Speechnotesを使って音声から文字起こし(Android)
「Speechnotes」は、Googleの音声入力システムを利用し、文字起こしできるアプリです。音声入力を開始すると自動でテキスト化されるので便利で、文字起こししたデータは、GmailやLINEから送信できます。手軽にデータを共有できるので、個人でもビジネスでも活用可能ですね。
▼ Speechnotesを使って音声入力して文字起こしをする方法
ステップ 1.アプリを起動し、「音声録音を「スピーチノート」に許可しますか?」の質問に対し「許可」を選択します。
ステップ 2.音声入力開始はマイクのアイコンをタップします。
ステップ 3.文字起こしが終わったらプルダウンメニューから句読点や改行の編集を行います。
ステップ 4.左上のメニューアイコンをタップして、起こしたテキストを保存したり共有したりします。
Speechnotesを使用する時の注意点
句読点の識別に対応していないため、文章を区切るために句読点や改行が必要な場合は自身で入力する必要があります。また、Googleシステムに依存しているので、音声文字起こしにはインタネット接続は必須です。
Part 3.サイトで音声入力して文字起こし
別にソフトやアプリをインストールしたくない方に、オンラインサービス「文字起こしさん」を利用すればブラウザでも手軽に音声文字起こしが行えます。音声や動画、画像をアップロードするだけで文字起こしが可能で、短時間で作業を終えられるでしょう。お試しで利用したいなら、会員登録せずに文字起こしできます。
▼ 文字起こしさんを使って文章読み上げの手順
ステップ 1.公式サイトにアクセスして、音声認識の言語を選択します。
ステップ 2.「ここにファイルをドラックしてください」と記載されている箇所に音声データをドラックします。ファイル選択も可能です。
ステップ 3.ファイルがアップロードされたら、「文字起こし」をクリックします。
ステップ 4.しばらく待ってから、起こした文字をコピーしたり、txtファイルとして保存したりすることができます。
文字起こしさんを使用する時の注意点
1分以上のデータを使うなら、メールアドレスとパスワードを入力して無料で会員登録することは必要です。また、音声ファイルのアップロードと文字起こしに時間がかかる場合もあります。
最後に
本記事では、音声入力と文字起こしの方法をデバイス別に紹介しました。さまざまなソフトやサイトがあるので、あなたにあった方法を選択できます。選択するコツとしては、まずどの媒体を使うか決めてからソフトやサイトを決めましょう。また、無料と有料ツールともありますが、有料のほうが文字起こしの精度は高いのは一般的です。
Windowsを使われている方は、ぜひ多言語に対応して、AI技術で音声を認識して自動に文字を起こすソフト「VoxBox」を検討材料の一つに取り入れてみてください。シンプルな操作でありながら、高性能な機能なのでおすすめです。まず下で無料版を入手して体験しましょう!