FUJITSUと言えば、1935年に創設されて以来、さまざまなテクノロジー・サービスを提供してきた企業です。
私達に身近な FUJITSUの製品として挙げられるのは、パソコンやその周辺機器、家電製品や携帯電話などがあります。そのため、HDD(内蔵)を探している時にも FUJITSUがいいんじゃないかと考える人は多いのではないでしょうか?
しかし、 FUJITSUのHDD(内蔵)は不具合問題を起こしたこともあるため、不安に思う人もいるでしょう。
そこで今回は、 FUJITSUのHDD(内蔵)は安全なのかを徹底解説していきます。
FUJITSUのHDD(内蔵)の不具合問題とは
FUJITSUのHDD(内蔵)の不具合トラブルが起こったのは、2000年に発売された冬モデル「FMV-DESKPOWERシリーズ」です。その当時に使用していたユーザーの多くが、使用開始から半年~1年の間にパソコンのHDD(内蔵)が故障したことを訴えたため、このトラブルが発覚しました。FUJITSUの調査によると、その不良率は0.8%を越えていたようなので、かなり高いと言われていました。
結果的にHDD(内蔵)の不具合の原因となったのは、FUJITSUではなく封止材メーカーである住友ベークライトと言われています。しかし、このHDD(内蔵)の不具合トラブルによってFUJITSUのHDD(内蔵)が使われている製品を使いたくないと感じる人も多くいたようです。ただ、現在はFUJITSUもHDD(内蔵)の不具合の問題を改善しており、ここ10年目立ったトラブルを起こしていないので安心だと言えるでしょう。
FUJITSUのHDD(内蔵)の3つの仕様
現在、FUJITSUのパソコンを使っている方はもちろんですが、他のメーカーを使っている方でもFUJITSUのHDD(内蔵)を使いたいと思っている方はいるでしょう。
FUJITSUはHDD(内蔵)に3つのドライブクラスを設定しており、それによって自分に適切なHDD(内蔵)が選べるようにしてくれています。そのため、ここからはFUJITSUのHDD(内蔵)の仕様をご紹介していきます。
ドライブクラス
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適合性
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エコノミッククラス(ECO) |
コスパ最強・低価額 |
ビジネスクリティカルクラス(BC) |
ビジネス向け・耐久性 |
エンタープライスクラス(EP) |
TOPの性能/品質・高価 |
エコノミッククラス(ECO)
FUJITSUのエコノミッククラスのHDD(内蔵)は、より価格を抑えて購入したいと考えている方向けの製品となっています。
FUJITSUの製品の中では、HDD(内蔵)の稼働速度や耐久性は高くないので、長時間稼働するのにはあまり向いていません。
しかし、その分他のFUJITSUのHDD(内蔵)より安い価格設定となっているので、コスパがよいと感じる方は多いでしょう。
ビジネスクリティカルクラス(BC)
FUJITSUのビジネスクリティカルクラスとは、会社で使いたいという方向けのHDD(内蔵)製品となっています。
会社で使うパソコンの場合、より多くのデータを保存できる容量と長時間の稼働にも耐えられる耐久性があるHDD(内蔵)を求めるという方は多いでしょう。そのような方の場合、FUJITSUのエコノミッククラスでは不十分だと感じると思いますので、ビジネスクリティカルクラスのHDD(内蔵)を選ぶことをおすすめします。
FUJITSUのエコノミッククラスに比べると、より高い回転率のHDD(内蔵)も用意されているので、速度も早いと感じるでしょう。
エンタープライスクラス(EP)
FUJITSUのエンタープライズクラスは、最も最高ランクのHDD(内蔵)となっています。
他のクラスに比べて耐久性も高く、速度も最も速いものとなっているので、FUJITSUの中でも高品質のHDD(内蔵)を使いたいという方におすすめです。
ただ、その高い品質の分、FUJITSUのエンタープライズクラスのHDD(内蔵)は金額が高くなっています。自分がHDD(内蔵)にかけれる予算と比較して検討することをおすすめします。
Tips:FUJITSUのHDD(内蔵)からデータを復元するには
いかがでしたか?FUJITSUのHDD(内蔵)は以前トラブルを起こしたこともあり、不安に思う人もいるでしょう。しかし、現在は安全で高品質なHDD(内蔵)を多く輩出しているメーカーなので、安心して購入することができるでしょう。
ただ、またFUJITSUのHDD(内蔵)に何かしらのトラブルが起こらないと言い切ることはできません。そのため、万が一の時に自分の大切なデータを守ることができるように、FUJITSUのHDD(内蔵)からデータが消えても復元できるソフトを入れておくことが重要です。
元ソフトで最もコスパがよく使い勝手がよいのは「iMyFone AnyRecover」です。無料で利用し始めることができますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。