学校を卒業した後もIT部門によってiPadが管理されている場合、デバイス上でアクセスできる機能が制限されることがあります。このような場合、MDMによる制限を解除する必要があります。今回はその方法をご紹介します。
- Part1:学校用iPadのMDMについて
- 1.1. MDMとは
- 1.2. MDMの主な機能
- 1.3. 学校のiPad上でのMDMの仕組み
- 1.4. なぜMDMを解除する必要があるのか
- Part2:学校のiPadをリセットして制限を解除
- 2.1. 設定からiPadをリセット
- 2.2. iTunesからiPadをリセット
- 2.3. iCloudからiPadをリセット
- Part3:学校用iPadのデバイス管理を自分で削除する方法
- 3.1. プロなソフトで学校iPadのMDMをバイパス
- 3.2. 設定で学校iPadのMDMをバイパス
- 3.1. プロなソフトで学校iPadのMDMをバイパス
Part1:学校用iPadのMDMについて
1MDMとは
モバイルデバイス管理(MDM)とは、iPhone、iPad、Macなどのデバイスにデータや設定を配布する方法です。すべてのApple製デバイスに搭載可能です。MDMにより、組織内のデバイスの管理、監視、サポートがスムーズに行えるようになります。
MDMをもっと詳しく知りたいユーザー向け:
【MDMとは?その選び方や導入するメリットなどを解説】
2MDMの主な機能
iPadデバイス管理ソフトウェアを使用する目的は、単に安全性を確保するためだけではありません。iOSデバイスをユーザーの手元に届け、各種アプリケーションの設定やユーザー権限の付与を完了させるまでのプロセスを短縮することができます。1,000人であろうと1万人であろうと、ツールの持つ拡張性により、全ての機能を確実に管理することができます。
3学校のiPad上でのMDMの仕組み
MDMが学校のiPadに搭載される理由はあながち単純なものではありません。学校は生徒に与えられる全ての端末をある程度管理する必要があります。IT部門だけでなく、教師でさえも、生徒が授業中にどのようにコンピュータを使用するか、詳しく管理することができます。
すでにお気づきかもしれませんが、生徒は自分のデバイスを使って様々なコンテンツ、特にプライベートなコンテンツにアクセスすることができてしまいます。そこで学校側は、生徒のモバイル端末をモバイル管理ソフトウェアと連携させ、生徒の行動をリアルタイムで監視したり、端末上での行動を制限したりすることができるようにしました。MDMを使えば、教師は全生徒の画面をリアルタイムで見ることができ、生徒の端末にURLを送信したり、生徒の画面をロックしたり、生徒、教師、教室のディスプレイの間でスクリーンミラーリングを行うこともできます。
4なぜMDMを解除する必要があるのか
しかし、すでに学校を卒業された方や、学校のMDMが入った中古のiPadを購入された方は、学校のiPadのデバイス管理の削除が必要です。
Part2:学校のiPadをリセットして制限を解除
iPadを工場出荷状態にリセットすれば、端末内のすべてのデータが削除されるため、学校の制限(MDMなど)も解除可能です。
1設定からiPadをリセット
「設定」アプリからiPadをリセットできます。
設定からiPadをリセットする手順:
ステップ 1.「設定」アプリを開きます。
ステップ 2.「一般」>「転送またはiPadをリセット」>「すべてのコンテンツと設定を消去」を順にタップします。
ステップ 3.Apple IDパスワードやパスコードの入力を求められたら入力します。
数分後、自動的に再起動して初期設定画面が表示されます。
2iTunesからiPadをリセット
また、iTunesを利用してもiPadをリセット可能です。
iTunesからiPadをリセットする手順:
ステップ 1.パソコンで、iTunes/Finderを開きます。
ステップ 2.リセットしたいiPadをパソコンに接続して、検索されたらアイコンをクリックします。
ステップ 3.「概要」欄で「iPadを復元」をクリックすると完了です。
3iCloudからiPadをリセット
リセットしたいiPadに「iPadを探す」機能が有効になっている場合、iCloudを利用してiPadをリセットすることもできます。
iCloudからiPadをリセットする手順:
ステップ 1.iCloud.comにアクセスして、Apple IDとパスワードでサインインします。
ステップ 2.サインイン後、メニューから「iPhoneを探す」をクリックして、画面上部の「すべてのデバイス」から対象のiPadを選択します。
ステップ 3.デバイス情報が表示されたら 「iPadを消去」 をクリックして、Apple IDパスワードを入力して確認します。
すると、リセットが開始され、iPad上のデータと設定がすべて消去されます。
Part3:学校iPadのMDM(モバイルデバイス管理)制限を解除
続いては、学校iPadのMDMを解除する方法を説明します。
1プロなソフトで学校iPadのMDMをバイパス
通常の方法では解除が難しいですが、プロ向けの解除ツールiMyFone LockWiperを使えば、安全かつ短時間でMDMをバイパスできます。このソフトは、iPhoneやiPadのあらゆるロック解除に対応したプロ向けソフトです。画面パスコード、Apple ID、スクリーンタイム、さらには学校や企業のMDM管理制限まで簡単に解除可能です。操作は数クリックで完了し、最新のiOSにも対応。忘れたパスワードや制限で困ったときに最適な解決策を提供します。
iMyFone LockWiper
- アカウント・パスワードなしでも、ワンクリックでMDMを簡単に回避できる
- iTunesやiCloudを利用せず、iPhone/iPadの画面ロックを完全に突破
- 4桁/6桁の数字コード/Touch ID/Face IDなど全てのデバイスの画面ロック以外、Apple IDと機能制限パスコードも削除できる
- スクリーンタイムロックを簡単に解除できる
ワンクリックでMDMプロフィールを削除する手順:
ステップ 1.上記のボタンをクリックして、ソフトを無料でダウンロードし、起動します。それから、ホーム画面から「MDMを回避」>「開始」をクリックし、iPhoneをUSBケーブルでコンピュータと接続して「次へ」をクリックして進みます。
ステップ 2.「回避を開始する」をクリックします。
ステップ 3.プロセスが完了すると、MDMが回避され、デバイスは正常に再起動します。
2設定で学校iPadのMDMをバイパス
2番目の方法は設定からMDMを削除します。
設定からiPadをリセットする手順:
ステップ 1.設定アプリを開きます。
ステップ 2.「一般」>「VPNとデバイス管理」をタップします。
ステップ 3.MDMのプロファイルの削除を選択すると、MDMを削除できます。
結論
以上ではMDMロックで管理されたiPadのロックを削除、解除する方法をまとめて紹介しました。最もおすすめなのは学校経由ではなく、自分でもMDMロックをワンクリックで削除できる方法です。専門家による開発されたiPhoneのロックを解除するツールiMyFone LockWiperを利用することです。今すぐ無料版をダウンロードして試してみましょう!