会社から支給されているiPhoneには「MDMプロファイル」というものをインストールされていることがあります。これはデバイスを一元管理するのに必要なもので、iPhoneの機能を一部制限する代わりにセキュリティ性能をアップさせます。

MDMプロフィールを削除する方法

ただ不具合などで生体認証が機能しなくなると、MDMの影響でロックを解除できず、iPhoneが使えなくなるのです。そこで、iPhoneでMDMプロファイルを削除する方法や削除できない場合の対処法を確認していきましょう。(お急ぎの方は直接より簡単なMDMプロフィールを削除する方法へ)

Part1:MDMプロファイルを削除する方法

iPhoneに既にインストールされているMDMプロファイルの削除は、iPhoneの「設定」で行うことができます。

MDMプロファイルを削除する手順:

Step 1.まず「設定」を開いて「一般」の項目へ進みます。

Step 2.「一般」の画面を下にスクロールしたところにある「VPNとデバイス管理」をタップします。

Step 3.「ダウンロード済プロファイル」という項目があり、そこに現在使っているMDMプロファイルが表示されているはずです。

Step 4.表示されているMDMプロファイルをタップ、次の画面で「ダウンロード済プロファイルを削除」をタップします。

Step 5.パスコードの入力を求められるので、MDMプロファイルのパスコードの入力して「削除」ボタンを押すと削除されます。

Step 6.削除後に先の「VPNとデバイス管理」の画面に戻って、「ダウンロード済プロファイル」の項目が無くなっていればOKです。

MDMプロファイルを削除

ただしこの方法はMDMプロファイルのパスコードを知っていることが前提で、パスコードが分からない場合はこの方法は使えません。

Part2:MDMプロファイルを削除できない時の原因

先の方法で削除したのにMDMファイルが残っている、あるいは先の方法ではMDMプロファイルが削除できないといったことがあります。

その原因として考えられるのは

  • iOSの不具合
  • iPhoneの不具合
  • MDMプロファイルにロックがかかっている

などといったことです。

1iOS/ iPhoneの不具合

iPhoneの基本ソフトである「iOS」やiPhoneそのものに不具合が発生していると、MDMプロファイルが正常に削除できないことがあります。

重大な不具合ではなくちょっとした不具合でも起こりうることなので、とりあえずiPhoneを再起動してみましょう。再起動しても削除できない場合は、iPhoneを初期化するとMDMファイルが削除できるようになるはずです。

2MDMプロファイルにロックがかかっている

それでもできないとなると、重大な不具合が発生している恐れがあるため、販売店やiPhoneのサポートに問い合わせてください。またMDMプロファイルにロックがかかっていると、「ダウンロード済プロファイルを削除」のボタンが表示されません。

MDMプロファイルはデバイスを一元管理するものであり、簡単に削除できるようでは意味を成しません。ですからiPhoneを利用している人が勝手に削除してしまわないように、iPhoneを管理している側がMDMプロファイルにロックをかけているのです。

Part3:MDMプロファイルを削除できない時の対処法

3.1. iPhoneを初期化する

先の方法でMDMプロファイルを削除できない時は、まずiPhoneを再起動し、それでもダメならiPhoneを初期化します。

iPhoneを初期化(リセット)する手順:

Step 1.「設定」を開き、「一般」をタップする

Step 2.「転送またはiPhoneをリセット」を選択してから、「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップする

iPhoneを初期化

こうするとiPhoneを初期化するようになりました。

※初期化にすると、iPhone内のすべてのデータが消えるので、初期化する前に大事なデータバックアップすることぜひ行ってください!

3.2【最強】ワンクリックでMDMプロフィールを削除する方法

再起動・初期化でも削除できない場合は、MDMプロファイルにロックがかかっていると思って間違いありません。ロックがかかったMDMプロファイルを削除するには、「LockWiper(ロックワイパー)」というソフトを使うのがおすすめです。

iMyFone LockWiper

  • アカウント・パスワードなし、ワンクリックでMDMを簡単に回避できる
  • iTunesやiCloudを利用せず、iPhone/iPadの画面ロックを完全に突破
  • 条件制限や複雑な操作は一切なし、パソコン初心者でも簡単に操作
  • 4桁/6桁の数字コード/Touch ID/Face IDなど全てのデバイスの画面ロック以外、Apple IDと機能制限パスコードも削除
  • スクリーンタイムロックを簡単に解除

ワンクリックでMDMプロフィールを削除する手順:

Step 1.ソフトを立ち上げて、ホーム画面から「MDMを回避」をクリックし、iPhoneをUSBケーブルでコンピュータと接続して「次へ」をクリックして進みます。

MDM 「MDM回避」を選択

Step 2.「回避を開始する」をクリックします。

MDM 「回避を開始する」

Step 3.プロセスが完了すると、MDM画面が回避されデバイスは正常に再起動します。

MDM 回避完了


結論

iPhoneにインストールされているMDMプロファイルは、基本的には「設定」で削除することができます。ただMDMプロファイルにロックがかかっていると、「設定」では削除できません。

通常の方法でMDMプロファイルが削除できない場合でも、iMyFone LockWiperがあれば簡単にロックを回避してMDMプロファイルを削除できます。今すぐ下のボタンをクリックして無料版を試してみましょう。