フォーマットした・認識されない外付けHDD/SDカードを復元できます。
外付けHDDやSDカードにファイルを保存しようとしたときに、「書き込みができません」「アクセスが拒否されました」といったエラーメッセージが表示されたことはありませんか?これは「書き込み禁止(読み取り専用)」の状態になっていることが原因です。
本記事では、外付けHDD・SDカードそれぞれの書き込み禁止を解除する方法を、Windows・Mac両対応でわかりやすく解説します。
Part 1:外付けHDDやSDカードが書き込み禁止になる原因
外付けHDDやSDカードが書き込み禁止になる原因は、ハードウェア・ソフトウェア両方の要素があります。
誤操作による読み取り専用設定
物理スイッチによる書き込みロック
ファイルシステムの非対応(MacでNTFSなど)
OSやレジストリの制限設定
デバイスやファイルシステムの破損
原因を知ることで、最適な解除方法を選ぶことができます。
Part 2:【Windows編】外付けHDD・SDカードの書き込み禁止を解除する方法
この部分では、Windowsパソコンで外付けHDDやSDカードを読み取りできない場合の対処法を紹介します。
1プロパティから読み取り専用を解除
一番手軽なのが、エクスプローラーから読み取り属性を外す方法です。
操作手順:
ステップ 1. 外付けHDDやSDカードをパソコンに接続します。
ステップ 2. エクスプローラーでHDDのドライブやSDカードを右クリックし、「プロパティ」>「セキュリティ」>「編集」を選択します。
ステップ 3. 「書き込み」欄で「許可」にチェックを入れて、「OK」をクリックすると完了です。
2Diskpartコマンドを使って書き込み禁止を解除
コマンド操作でドライブ属性を直接変更する、確実性の高い方法です。
操作手順:
ステップ 1. 「Windowsキー」 + 「R」を押し、「cmd」と入力してEnterをクリックします(管理者として実行)。
ステップ 2. 以下のコマンドを順に入力:
list disk
select disk X(Xは対象デバイスの番号)
attributes disk clear readonly
exit
もう一度「attributes disk」コマンドを入力し、Read-only : Noとなっていれば解除完了です。
3レジストリエディタで書き込み禁止を無効化
システム全体の書き込み制限を解除するには、レジストリ編集が必要です。
操作手順:
ステップ 1. 「Windowsキー」 + 「R」→「regedit」と入力します。
ステップ 2. 以下のパスをたどる:
ステップ 3. WriteProtectという名前の値をダブルクリックします。
ステップ 4. 値のデータを「1」から「0」に変更して「OK」をクリックします。
PCを再起動します。
Part 3:【Mac編】外付けHDD・SDカードの書き込み禁止を解除する方法
この部分では、Macで外付けHDDやSDカードを読み取りできない場合の対処法を紹介します。
1ディスクユーティリティでFirst Aidを実行
まずはMac標準のツール「ディスクユーティリティ」で修復を試みましょう。
操作手順:
ステップ 1. Finder →「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「ディスクユーティリティ」起動します。
ステップ 2. 書き込みできないHDDやSDカードを選択します。
ステップ 3. 上部メニューから「First Aid」をクリックします。
ステップ 4. 修復が完了したら再接続して確認しましょう。
エラーや破損が原因なら、First Aidによって自動的に書き込み権限が復旧することがあります。
2NTFSの場合、書き込み対応ソフトを導入
MacはNTFS形式を読み取り専用でしか扱えないため、専用ソフトで解決しましょう。
代表的なツール:
Paragon NTFS for Mac:高速・安定、公式対応もあり
Tuxera NTFS:試用版あり、シンプルなUI
NTFS-3G:無料、やや技術的な導入が必要
導入後の手順:
ステップ 1. ソフトをインストールします。
ステップ 2. Macを再起動します。
ステップ 3. 対象HDDに書き込み可能になるか確認しましょう。
NTFS形式のHDDなら、これらのソフトを導入するだけで書き込み可能になります。
Part 4:データが消えた場合の復旧方法【外付けHDD・SDカード対応】
書き込み禁止を解除しようとして、うっかりフォーマットしてしまったり、操作ミスで大事なデータを削除してしまった…。そんなときも慌てずに、プロなデータ復元ツール「iMyFone D-Back for PC」で対処すれば、データを復元できる可能性は十分にあります。
iMyFone D-Back for PC
- 写真、動画、ドキュメントなど1,000種類以上のファイル形式を復元可能
- HDD、SSD、USBメモリ、SDカードなど様々なストレージデバイスに対応
- フォーマットや削除後でも復元可能な高精度スキャン技術
- 無料プレビューで復元できるファイルを確認してから保存可能
まずはこちらの動画チュートリアルを参照してください。
▼ HDDから消えたデータを復元する手順:
まず上記のボタンによってソフトを無料でダウンロードし、起動しておきましょう。
ステップ 1.消えたデータを保存していた場所を選択します。
ステップ 2.クリックすると、データのスキャンが自動的に開始します。
ステップ 3.消えたデータを見つかったら、指定する場所に復旧すると完了です。
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まとめ
外付けHDDやSDカードが書き込み禁止になる原因は、物理スイッチの誤操作やOS設定、ファイルシステムの非対応などさまざまですが、状況に応じて対処すれば多くの場合は解除できます。ただし、解除中に誤ってデータを削除してしまった場合は、高性能なデータ復元ソフト「iMyFone D-Back」の利用がおすすめです。削除やフォーマットで失われたデータも、スキャンしてプレビュー確認の上で安全に復元できます。万が一に備えて、早めに対処しましょう。