<質問>
この度新しいiPhoneを買いました。データ移行をしようとした時にクイックスタートという方法を試してみたのですが、最初に新しい方のiPhoneにソフトウェアアップデートが必要ですと出たので、インストールを押したらずっと終わらないんです。1時間を超えました...助けてください。

新しいiPhoneへ機種変更した時、多くの人が使うのが「クイックスタート」によるデータ移行ですね。簡単に見えるこの方法ですが、途中で「ソフトウェアアップデートが必要」と表示された後、アップデートが終わらない・進まないといったトラブルが起こるケースが意外と多いです。

特に、新品のiPhoneで「アップデート準備中」が長時間続いて動かない、進行状況バーが止まったまま...そんな声はよく聞かれます。

この記事では、iPhoneのクイックスタート中にアップデートが終わらない原因と、スムーズに進めるための対処法を詳しく紹介します。クイックスタートが止まって困っている方は、ぜひ参考にしてください。

iPhone 機種変更 ソフトウェアアップデート 終わらない

Part 1.iPhoneのクイックスタート中にアップデートが終わらない原因とは?

クイックスタートを使ってiPhoneを機種変更する際、「ソフトウェアアップデートが終わらない」「データ移行に時間がかかりすぎる」といった問題に直面することがあります。スムーズに移行したいのに、これは非常に困りますよね。

この不具合を解決するには、まず原因を知ることが大切です。主に「Wi-Fiなどネット接続の問題」と「iOS不具合」の2つに分けられます。

1ネット接続に問題があった

クイックスタート時のソフトウェアアップデートは無線によって行われるため、Wi-Fiが繋がらない、または接続が不安定だと、更新データのダウンロードやインストール中に不具合が起こりやすくなります。

例えば「アップデートを準備中から進まない」や「インストールに時間がかかりすぎる」といった症状がよく見られます。

2iOSに不具合があった

新しいiPhoneに限らず、ソフトウェア側にバグやエラーがあると、クイックスタートでのアップデートに失敗することがあります。

一時的なiOSエラーや、システムバグによってアップデートがフリーズしてしまうこともあります。放置しても改善されない場合は、修復ソフトの使用など、適切な対処が求められます。

Part 2.iPhoneのクイックスタートでアップデートが終わらない時の対処法5選

クイックスタート中に「ソフトウェアアップデートが終わらない」「準備中から進まない」「時間がかかりすぎる」と感じた場合、以下の5つの対処法を順番に試してみましょう。

1高速のWi-Fiに接続

まず一番手軽に確認出来るのは、Wi-Fi速度の問題です。iPhone画面の右上隅にあるWi-Fiアイコンで通信強度が見えますが、弱くなっている場合はiPhoneをルーターの近くに移動しましょう。Wi-Fiの通信が不安定だと「アップデート準備中のまま止まる」「更新に1時間以上かかる」といった現象も起こります。

また、iPhoneが圏外になったらアップデートも終わらないのでご注意くださいね。

2iPhoneを再起動してアップデートを中断

機種変更の時にアップデートが始まってから動かせないという場合には、新旧のiPhoneを再起動してアップデートそのものを一度中断させる方法があります。こうするとiPhone内部のデータがリフレッシュされるので、一時的なエラーが解消されてアップデートを再試行すればうまくいくかもしれません。

再起動には通常の電源ON/OFFで行う再起動と、強制再起動の方法があります。機種別に手順は異なりますが、以下に従ってください。

iPhoneを再起動する手順

iPhone X以降:画面に「スライドして電源を切る」が表示されるまで「音量ボタン」の1つと「サイドボタン」を同時に長押しします。電源オフした後30秒ほど、再度「サイドボタン」を押します。

iPhone SE(第2/3世代)、8、7、6:画面に「スライドして電源を切る」が表示されるまで「サイドボタン」を長押しします。電源オフした後30秒ほど、再度「サイドボタン」を押します。

iPhone 再起動

iPhoneを強制再起動する手順

iPhone 8以降:「音量大」ボタンを押してすばやく放し、次に「音量小」ボタンを押して放します。Appleのロゴが画面に表示されるまで、「電源」ボタンを長押ししてください。

iPhone 7シリーズ:「ホーム」ボタンの代わりに「音量小」を押し、残りの手順はiPhone 6以前の場合と同じです。

iPhone 強制再起動

ご注意:

操作ができない場合の対処法は、こちらの記事『iPhone再起動・強制再起動できない?検証済の対策を試す』をご確認ください。

また、通常の電源のON/OFFができない場合には、強制再起動で中断するしかないこともありますが、アップデート中に強制的に再起動すると、OSに不具合が生じるリスクがある点には注意が必要です。

そのため、OSの故障を避けたい場合には、強制再起動を行う前にiOS修復ソフトなどを活用し、不具合を検出・修復する方法がおすすめです。

3iOS不具合を修正して再試行

上記の方法を試しても、新しいiPhoneへの機種変更時にソフトウェアアップデートが終わらない問題が解決しない場合、iOS自体に深刻な不具合が発生している可能性があります。

このような場合、ソフトウェアに依存するクイックスタートが正常に動作しなくなり、その後の処理も不安定になったり、フリーズや画面停止といったリスクが高まることがあります。そのため、専門ソフトでiOSを修復したうえで、あらためてクイックスタートやアップデートを行うのが安心です。

そこでおすすめなのが、「iMyFone Fixppo」というiOS専用の不具合修復ツールです。アップデート中によく発生する不具合をピンポイントで修正でき、独自技術によって高い成功率を実現しています。さらに操作も非常に簡単なので、専門知識がなくても誰でも手軽に不具合を解消できます。

ちなみに筆者も過去にiPadの充電不良時に強制再起動を試して、誤ってリカバリーモードに入ってしまったことがあります。こういったケースでは、「Fixppo」で無料で簡単に解除できるため、慌てず対処できるのがありがたいですね。

iMyFone Fixppo

Fixppoの機能一覧

  • データを損害しないでアップデートが終わらない、iOS更新失敗リンゴループなど150種類以上のiOS問題は解決可能
  • 自宅で数ステップでiPhoneやiPadを修理でき、専門店に依頼する必要がなく、個人情報漏洩の恐れはない
  • アップデートが遅い、途中でフリーズするなど、さまざまなアップデートの問題も確実に解決できる
  • 無料かつワンクリックでリカバリーモードのON/OFF切り替えが可能
  • 前のiOS・iPadOSバージョンを選定してダウングレードすることもできる

Fixppoでアップデートが終わらない問題を修正する手順

ステップ 1.上記のボタンをクリックしてソフトを入手します。起動したらホーム画面で「システム修復」>「標準モード」を選びます。

標準モード iPhoneを修復

ステップ 2.iPhoneをWindowsパソコンやMacに接続すると、次の画面で使えるファームウェアのバージョンが表示されます。最新のものを選択して「ダウンロード」をクリックしましょう。

ファームウェアをダウンロードする

ステップ 3.「開始」ボタンをクリックすると、ソフトはファームウェアを利用してシステム不具合を修復し始めます。デバイスが自動的に再起動するまでは操作しないでください。

iPhoneを修復する

これで修復は完了です!再起動後にクイックスタートとアップデートを再試行すれば、問題なく進むはずです。簡単でしょう?下のボタンからダウンロードして、自力で試してみましょう!

4クイックスタートを回避してアップデート

クイックスタートでアップデートを実行するのは、不具合が発生しやすいと言われています。そのため、確実にiOS更新が必要になる場合、新品のiPhoneで一度クイックスタートを使用せずに先に初期設定を無事に完了させてから、設定アプリで「ソフトウェアアップデート」をするという方法もあります。

iPhone iOSアップデート

Apple IDなどは後からでも設定可能なため、先にアップデートを正常にさせたい場合にこれは有効な方法です。

さらに、データ移行のためにクイックスタートをまた使用したい場合は、新しいiPhoneの「設定」アプリで、「一般」>「リセット」>「すべてのコンテンツと設定を消去」という順番で行い、デバイスを初期化すると、クイックスタートの画面に再度アクセスできます。

新しいiPhoneはすでに最新のiOSバージョンになっているので、この状態でクイックスタートを実行すれば更新必要の項目はないが、アップデートが終わらない問題も生じないでしょう。

5iTunes経由でリセットしてアップデート

新しいiPhoneのソフトウェアアップデートが終わらなく、操作不能になってしまっている場合には、iTunesでリセットしてから更新することは最後の方法です。

大きく分けて、通常のリセット、リカバリーモードを起動したリセットがありますが、データ移行前の新機種の場合は通常のリセットで解決する可能性が高いです。

iTunesでiPhoneを通常リセットする方法

ステップ 1.新しいiPhoneをケーブルでPCに接続してiPhoneを認識させます。

ステップ 2.上部のiPhoneマークをクリック>「iPhoneを復元」>「復元とアップデート」をクリックします。

ステップ 3.メッセージを確認して次へ進んで、「同意する」をクリックします。

ステップ 4.iPhoneの再起動が完了するまで、30分~1時間ほど待ってください。

iTunes iPhoneを復元

こうした後、iPhoneは初期化されて、最新のiOSバージョンになります。

ご注意:

新品のiPhone本体は操作できなくて使用できない場合、iTunesでリセットするにはまずリカバリーモードを起動するのは必要です。上記の通常リセットの方法は機能しない場合は、これも検討してみてください。

Part 3.iPhoneのクイックスタートでのアップデートに関する質問

続いては、補足情報として、iPhoneのクイックスタートに関するよくある質問にお答えしています。

Q1.iPhoneの機種変更の時、ソフトウェアアップデートは何分がかかる?

ソフトウェアアップデートを含めてクイックスタートをした場合、1~2時間ほどかかることは通常です。4時間を超えるような場合には何か問題が起きている可能性も考えられます。

データが多いほどかかる時間も長いが、早く完結したいのであればWi-Fiなどの通信環境を整えましょう。


Q2.どんな時、iPhoneのクイックスタートでアップデートは必要?

機種変更にてクイックスタートを使用するには、基本的にiOSが新旧のiPhoneとも最新版になっていることが条件となります。

購入タイミングによって新機種のiPhoneでも古いiOSを実装したこともあります。例えば、新機種を買ってすぐにアップデートが配信された場合、または、中古のiPhoneを買ったことです。そんな時、クイックスタートでデータ移行のため、新機種のアップデートが必要になります。

新機種側が旧機種よりもバージョンの低い場合にはエラー確率も上がるため、新品のiPhoneのiOSが最新版であることを先に確認しておきましょう。

合わせて読む:『最新のiOS正式版へアップデートする方法』


最後に

iPhoneのクイックスタートは便利な機能の1つですが、キャリアなどで一部のデータ引き継ぎを依頼したりすると、必要な手順がバラバラになって失敗する可能性もあります。

クイックスタートには充分に準備をしているとスムーズに進むこともありますが、思わぬトラブルや表面上では分からないiOSのトラブルなどは、専門のiPhone不具合修復ソフトで解決する必要があります。Fixppoでは数多くのシステム故障を修正できるが、頻繁にアップデートしたり機種変更をする方には非常にオススメです。ぜひここで1つを入手しましょう!