iPhoneやiPadなどをiOS 17/iOS 18にアップデートするときに、「アップデートを検証中」という文字や「アップデートを検証できません」というエラーメッセージが表示され、止まってしまうことがあります。場合によっては何時間経過してもそのまま終わらないという状態になることも確認されています。
こういったアップデート中の不具合においてやるべきこととは、一体どのようなものがあるのでしょうか?本記事では、お手元のiPhoneやiPadを更新する時に、アップデート検証失敗に可能な対処法をご紹介していきます。
Part 1.iPhone・iPadの「アップデート検証中」どのくらい時間がかかる?
iPhoneやiPadなどのiOSアップデートには、ファイルの正しさなどの検証時間を含めて、回線状態や機種の状況によっておよそ15分~30分程度はかかります。
ネット回線やデータ量によって少し遅れることもありますが、1時間を超えても「アップデート検証中」という文字が表示されたまま終わらない場合には、何か問題が起こっている可能性と考えられて、対処は必要です。
Part 2.iPhone・iPadの検証中・検証できません問題の原因と解決法
iOSアップデート検証中のまま進まないのはなぜ?主な原因は以下のようなことが挙げられます。
- ネットワークの問題:インターネット接続が安定していない場合、アップデートが正しく検証されない
- 更新ファイルの破損:新しいiOSファイルのダウンロード途中で何かエラーが発生して、正常に動作しない
- 一時的なソフトウェアの問題:使用しているiPhone・iPadのキャッシュ蓄積によって軽い故障が発生した
- 通信状態が悪い:圏外または電波状況が弱い時、アップデートは検証中のまま進めない
実際にアップデートの検証中や検証できませんといった表示が進まない問題を解決するには、以下のような方法を対処してみましょう。
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1ネット環境を向上
アップデートはWi-Fiの環境で進められるため、環境が整っていない場合には正常に動作しないことがあります。iPhoneやiPad画面の右上にある電波マークにてWi-Fiネットワークの信号は確認出来ますが、まずはWI-FI接続の強度をチェックしましょう。
必要がある場合、ネットワーク設定をリセットすれば、Wi-Fiの接続問題が解決できます。
ネットワーク設定をリセットする手順(iPhoneとiPad併用)
ステップ 1.「設定」>「一般」>「リセット」に移動します。(iOS 15以降は「リセット」の前に「転送またはiPhoneをリセット」をタップ)
ステップ 2.「ネットワーク設定をリセット」を選びます。
ステップ 3.パスコードを入力し、もう1度リセットを確認して再構成します。
2アップデートファイルを削除して再ダウンロード
新iOSやiPad OSのアップデートファイルがダウンロードされていても、途中で何かエラーが発生してそれが破損してしまった場合もあります。または、このアップデートファイルは最新ではなく、すでに更新に対応しない可能性もあります。
そんな時、OSファイルを一回削除してから再ダウンロードすれば、アップデートを検証中または検証できないという問題を解消して、正常にアップデートできるかもしれません。
更新ファイルを削除する手順(iPhoneとiPad併用)
ステップ 1.開いているアプリの一覧から設定アプリを閉じます。
ステップ 2.「設定」>「一般」>「iPhoneストレージ」の順でタップします。
ステップ 3.「iOS(iPad OS) XXX」を見つけて選んで、「アップデートを削除」をタップします。
削除が完了したら、「一般」>「ソフトウェアアップデート」に進んで、再度アップデートファイルをダウンロードして更新に再試行しましょう。
3デバイスを再起動
再起動は、一時的なソフトウェアの問題を解決するための一般的な手法です。アップデートが進行中にプロセスが詰まってしまっていると、再起動によってプロセスがリセットされ、正常に進行する可能性があります。そのため、iOSアップデートが「検証中」のまま進まない問題を修正する効果が期待できます。
機種別にiPhoneを再起動する方法(クリックして表示)
- iPhone X以降:画面に「スライドして電源を切る」が表示されるまで「音量ボタン」の1つと「サイドボタン」を同時に長押しします。電源オフした後30秒ほど、再度「サイドボタン」を押します。
- iiPhone SE(第2/3世代)、8、7、6:画面に「スライドして電源を切る」が表示されるまで「サイドボタン」を長押しします。電源オフした後30秒ほど、再度「サイドボタン」を押します。
機種別にiPadを再起動する方法(クリックして表示)
- ホームボタン搭載のiPad:画面に「スライドして電源を切る」が表示されるまで「トップボタン」を長押しします。電源オフした後30秒ほど、それを再度押します。
- Face ID搭載のiPad:画面に「スライドして電源を切る」が表示されるまで「音量ボタン」の1つと「サイドボタン」を同時に長押しします。電源オフした後30秒ほど、再度「トップボタン」を押します。
4更新専用ツールでアップデート
上記のことを試しもiPhoneやiPadのアップデートを検証できない問題を解決できない場合、iOS・iPadOSのシステム自体に不具合が発生していることは原因になると考えられます。この理由でアップデートを検証中のまま終わらない場合、デバイス自体経由ではなく、別のツールを使用してOSを更新すると回避できますよ。
ここでおすすめするのは「iMyFone Fixppo」という手軽に使えるiOS更新ツールです。独自の技術によって成功率は100%に近い、動作は安定して20分ほどアップデート作業が完了できます。
FixppoでiPhone・iPadをアップデートする方法
ステップ 1.上記のボタンをクリックしてソフトを入手します。起動したらホーム画面で「iOS更新/ダウングレード」を選びます。
ステップ 2.左側の「iOSをアップデート」を選択して、デバイスをケーブルでパソコンに接続します。
ステップ 3.次の画面で更新可能のファームウェアのバージョンが表示されます。最新のiOS 18を選択して「ダウンロード」をクリックしましょう。
ステップ 4.検証が終わったら、「開始」ボタンをクリックします。アップデートは自動的に始まります。「完了」が表示されれば更新に成功しました。
こうするだけでバージョンアップが完了です!自動的に再起動した後、新OSを搭載したiPhoneやiPadを楽しみましょう。
5SIMカードを挿し直してロックを解除
Appleユーザーの中で、「アップデートを検証中」が表示され終わらない問題は、SIMカードの挿入によって解決されたケースも報告されます。また、同時に画面ロックとアクセスガイドをオフにすることは必要であると言われています。それも通信状態が原因であることでしょう。
本当に有効かもしれませんので、一応試してみましょう。iPhoneはSIMカードを挿入する位置があるので問題がないが、iPadの場合にはCellularモデルのみが実行可能でご注意ください。
SIMカードを挿し直して設定を修正する手順(iPhoneとiPad併用)
ステップ 1.適当なSIMカードに入れ替えます。
ステップ 2.「設定」>「アクセシビリティ」>「アクセスガイド」に移動し、アクセスガイド項目を「オフ」にします。
ステップ 3.設定画面に戻って、「Touch ID(Face ID)とパスコード」をタップして、「パスコードをオフにする」を選びます。
すると、アップデートの検証問題が解決されるかどうか確認するために、iPhoneやiPadの更新を再試行しましょう。
6パソコンのiTunes経由でアップデート
デバイスからのアップデートが出来ないという場合には、PCのiTunesを経由でiOS更新することを試して、iPhoneやiPadのアップデート検証できない問題はなくて、正常にアップデート出来る可能性もあります。
iTunes経由でアップデートする方法
ステップ 1.iPhoneまたはiPadをパソコンに接続してiTunesを開いて、左上のデバイスアイコンをクリックします。
ステップ 2.左側で「概要」を選び、「アップデート」をクリックします。
ステップ 3.もう一度ポップアップが表示されるのでそのままアップデートを再度クリックします。後は画面の表示に従ってインストールします。
Tips:
デバイスをパソコンに接続すると、使用状態によってiTunesでは復元を求めるメッセージが表示される場合もあります。確認するとiPhoneの既存のデータは消去されますのでご注意くださいね。
Part 3.iPhone・iPadの検証中・検証できません問題の備え
続いては、アップデート中に検証中や検証できませんといった問題に対して、最初に備えべきことをご紹介します。これらを注意しておけば、更新中の検証問題を避けるのは可能です。
1バックアップを取っておく
アップデートをする途中で何かエラーが発生するのは予測できません。万が一に備えて、更新する前にiPhone・iPadのデータをバックアップしておくのは無難です。一番手間を省けるには上記で紹介されたFixppoでデータをバックアップすることです。また、iCloudバックアップやiTunesバックアップを取るのもか可能です。このように事前にデータを保存すれば、デバイスのリセットが必要になる場合でも、大切なデータはまだ復元できるので安心ですね。
2高速の通信環境を確保
iOSのアップデートをするためには、前述の通り一定の速度がある通信環境を確保しなければなりません。Wi-Fiの電波が弱かったり、接続は不良である場合、更新中に検証できない可能性が高いです。iPhoneやiPadをアップデートする前に、ネット環境などを先にチェックしておきましょう。
3ケーブルの接続状態をチェック
充電した状態でアップデートする場合も、デバイスをパソコンに接続してiTunes経由で更新する場合も、充電器は必要です。ケーブルなどに破損や劣化があると、正しいデータの転送が出来なくなって、検証中のまま終わらなくなってしまう恐れがあります。最悪はアップデートに失敗してiPhoneやiPadは起動できないことです。アップデート前には正規品のケーブルを用意して、接続状態もちゃんと確認しましょう。
最後に
今回はiPhoneやiPadのアップデートの検証中、検証できない現象の解決方法を中心に解説しました。紹介する方法を使って無事に対処できれば幸いです。また、バックアップ、ネット、ケーブルを備えてから更新を開始するのも大切でしょう。
とはいえ、アップデートには思わぬバグなどが起きてしまう可能性もありますので、おすすめしたiPhone・iPad不具合修復ソフトのような多様なシステム故障に対応出来るソフトを1つ用意しておくと心強いですね。アップデート検証中などがあっても解決することが出来て、操作も極めてシンプルです。アップデートがうまく進まなくなった時には、ぜひここでソフトをダウンロードして、有効活用してみてくださいね。