音声を文字に変換するツールには様々なものがありますが、シーンに合わせて使い分けは出来ているでしょうか?
例えば、リアルタイムに聞こえる音を認識して変換する機能であったり、音声ファイルを文字に変換してくれるものがあります。また、iPhoneのようなスマホで使える音声文字変換アプリでも機能は色々と違います。
今回は、そんな用途別の音声変換のためのツールを比較してまとめて紹介いたします。
Part 1.音声を文字にするツール一覧表
まずはおすすめの音声を文字に変換するツールを一覧表で比較してみます。気に入るものをクリックすれば、詳しい使い方や特徴などの説明に移動できます。
Texter | Notta | Filme | Voice Rep Pro 3 | RIMO voice | easy writer | |
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対応環境 | iOS 13.0以降 | iOS 10.0以降 | Windows 7/8.1/10/11 macOS v10.12 - 10.15/OS X 10.10 – 10.11 |
Windows 7/8/8.1/10/11 | 推奨はChromeやSafari | ブラウザ全般 |
特徴 | 持ち運び便利 | 手軽に変換 | これ1つで万能解決 | 文字変換へ特化 | 日本語に特化 | 複数の音声に対応 |
対応音声形式 | 外部、および内部のマイク | 本体、もしくは外付けのマイクやMP3ファイル | M4A、MP3など約50種類、マイク録音可 | WMA、MP3、WAVなど | M4A、MP3、WAV | WAVなど |
価格 | 月額/1000円 年額/6000円 |
100分時間パック/490円 会員制は月額/1500円~ |
無料版体験版があり 永久ライセンス/5980円 |
新規購入/9218円 | 音声30秒/20円 動画30秒/30円 |
月額/2万円 |
おすすめ度 |
以下でのそれぞれのツールを詳しく紹介していきますね。
Part 2.音声文字変換アプリ2選 ー iPhone編
まずは移動中や屋外でも使用出来るiPhoneの音声を文字にするアプリを2つ紹介いたします。
1Texter
「Texter」は音声からの文字変換に加えて、画像データからも文字化が出来るアプリです。言語も豊富で様々なシーンでの応用が出来るでしょう。
Texterで音声テキスト変換の手順
Step 1.アプリを起動して、画面で中央にある「マイク」ボタンを押すことで、話した音声がテキストに変換されていきます。
Step 2.テキスト化した音声は左側の「リスト」で保存します。タップすると文字と音声を確認できます。
Step 3.右上隅にある「...」で共有や保存できます。
Texterのおすすめポイント
- 有料ではあるものの、翻訳機能などが非常に便利。
- 対応言語も50以上と幅広い国の言葉を聞き取れる。
2Notta
「Notta」はiPhone、Androidで利用出来る音声文字変換アプリです。これも翻訳機能があるが、100言語に対応するのは抜群です。タグ付けや会話ブロックなどの実用的な機能があるので、議事録作成したい方におすすめです。
Nottaで音声テキスト変換の手順
Step 1.まずはアプリを起動したら、新規登録をしましょう。
Step 2.下側の「+」をタップして、音声ファイルのインポートか録音開始か選択します。(今回は録音を例として説明)
Step 3.録音ボタンを押すと話す内容はリアルタイムにテキストに変換します。終わったら赤い「録音停止」ボタンをタップします。
Step 4.変換した文字結果は「ホーム」で保存します。タップして確認できて保存できます。
Nottaのおすすめポイント
- 日本語の精度はかなり高く、レビューでも軒並み好評価。
- 無料でも月に120分のテキスト化が可能。
Part 3.音声文字変換ソフト2選 ー パソコン編
音声を文字に変換すること以外に、本格的な編集などを必要とする場合には、PCの専用ソフトがおすすめです。
1Filme
「iMyFone Filme(フィルミ)」は多機能な動画編集ソフトの1つで、初心者でも本格的な映像を制作することが出来るものです。音声をテキストに変換してから自動的に字幕付けができるが、動画制作にかなり役立ちます。また、簡単なステップで文字を動画化することも出来るので、多目的に対応出来る優れた製品です。
Filmeの音声文字変換機能を確認できる動画マニュアル⇩
Filmeで音声テキスト変換の手順
Step 1.上記のボタンでソフトをダウンロードして起動したら、「新しいプロジェクトを作成する」を選択します。メディアライブラリーのオプションから編集したい音声あるいは動画ファイルをインポートします。
Step 2.マイクからの音声を録音してテキストにするのも可能です。ツールバーにある「マイク」アイコンをクリックすれば録音できます。
Step 3.文字に変換したいファイルをタイムラインにドラッグして配置して、「はさみ」アイコンで適当の長さで分割します。
Step 4.クリップを選定して、「音声文字変換」アイコンをクリックすれば変換が始まります。
Step 5.少々待ってから、自動的に変換された文字クリップがトラックに追加されます。確認して問題なければ右上の「出力」ボタンで保存しましょう。
Filmeのおすすめポイント
- 動画からの文字起こしにはもっともおすすめで、字幕の自動生成が嬉しい。
- テキスト変換以外の動画編集機能も充実しているので1つでほとんど全てを解決できる。
2Voice Rep Pro 3
次に紹介したい「Voice Rep Pro 3」はGoogleの音声認識機能を利用したテキスト変換ソフトの1つです。録音音声などにも対応しており、WordやPDFへの変換も可能になっています。
Voice Rep Pro 3で音声テキスト変換の手順
Step 1.先にパソコン既定の録音デバイスをステレオミキサー(音声再生の場合)もしくはマイク(マイク入力の場合)に設定します。
Step 2.ソフトを起動して、「マイク音声入力」、「再生して文字化」などのタブから、目的に合わせて音声文字変換モードを選びます。「開始」をクリックするとGoogleブラウザが開いて変換が始まります。
Step 3.終わると左上にある「保存」アイコンで変換したテキストファイルを保存できます。
Voice Rep Pro 3のおすすめポイント
- Word変換をしたい方は特におすすめ。
- 句読点などの自動追加や文字色の指定なども可能。
Part 4.音声文字変換サイト2選 ー オンライン編
ソフトやアプリ以外で短時間の音声を文字にする場合には、オンラインでのツールも良いですね。ここでは2つの音声変換サイトを紹介します。
1RIMO voice
「RIMO voice」はブラウザから音声変換が可能なオンラインツールです。変換した後の文字を選択すれば、該当部分の音声を聞き返すことも可能です。インタビュー内容の記録に便利でしょう。
RIMO voiceで音声テキスト変換の手順
Step 1.サイトにアクセスして、右上隅にある「いますぐ無料で始める」をクリックしてアカウント登録します。
Step 2.マイク録音かファイルのアップロードか選定します。
Step 3.音声データは自動的に解析が始まります。そのままホーム画面に保存されたものをダウンロードすれば変換が終わりです。
RIMO voiceのおすすめポイント
- 契約内容によっては議事録などの修正をサポートしてもらえる。
- ブラウザタイプなので、スマホやPCを選ばない。
2easy writer
「easy writer」はリアルタイムにマイク音声をテキストに変換することが可能なツールの1つです。インタビューや会議、打合せの場で使える音声同時入力機能を持っています。(2022.04.29現時点ではサービス終了ようです)
easy writerで音声テキスト変換の手順
Step 1.サイトにアクセスして、基本情報を登録してログインします。
Step 2.操作性は非常にシンプルで、メイン編集画面から音声をマイクで直接入力、もしくはファイルを呼び出して適用します。
Step 3.メイン編集画面で音声を文字にします。内容を確認して問題がなければ、エクスポートしましょう。
easy writerのおすすめポイント
- 複数の音声を同時に入力することが出来ます。
- 操作画面がシンプルで簡易的。
最後に
音声変換ツールにも様々なものが存在していますが、シーンに合わせて使用することで効率化がアップしますよね。
今回紹介したものの中で、ビデオエディタ「iMyFone Filme(フィルミ)」では、動画編集に特化した音声文字変換機能があるが、様々なシーンでの応用が可能になっています。字幕作業効率アップを体験してみたい方はぜひ一度お試しください!