画像を保存するだけで長期的になると劣化してぼやけた恐れがあります。

そのまま置くと、写真はただぼやけているだけでなく、最悪画像が壊れてしまう可能性があります。そうならないために、あらかじめぼやけた画像をくっきり見えるようにしておく必要があります。

今回は、ぼやけた写真や画像を鮮明にする方法を説明し、原因も一緒に紹介します。大切な写真を綺麗にしてぼやけないように保存したい方はぜひ最後までご覧ください!

ぼやけた 写真 くっきり

Part 1.「Photoshop」でぼやけた写真を鮮明にする(パソコン)

一番目に紹介するぼやけた写真をくっきり見えるようにする方法は、有名な画像編集ソフト「Photoshop」を使うことです。写真の編集・公開、デザイン・イラストの作成ができるツールで、写真加工のために使用する定番ツールだと言えるでしょう。そこで、明らかさを調整し、フィルターなどをかけることによって、画像を鮮明にすることができます。

Photoshop 編集画面

Photoshopを使ってぼやけた画像を鮮明にする方法

ステップ 1.Photoshopを開き、修正したい写真をプログラムに追加します。

ステップ 2.背景レイヤーを右クリックし、「レイヤーを複製」をクリックします。

ステップ 3.背景レイヤーの上に新しいレイヤーが作成され、新しいレイヤーのブレンド(描画)モードを「輝度」にし、名前を分かりやすように「シャープ」「ハイパス」とします。

Photoshop 新しいレイヤーを作成

ステップ 4.画面左上の「フィルター」から「シャープ」>「アンチシャープマスク」をクリックしていきます。

ステップ 5.「プレビュー」にチェックをつけることで変化を確認しながら値を設定でき、「量」スライダをドラッグするか値を入力して、ピクセルのコントラストの増加量を決定します。

ステップ 6.同じように半径としきい値の設定が可能で、よければOKをクリックして完了となります。

Photoshop ぼやけた画像を鮮明にする

ご注意:

「アンチシャープマスク」の「量」という項目で、一般的に65%以上と設定するのはおすすめです。数値を大きくすればより鮮明にできるが、大きすぎると逆に違和感が出来ました。写真の状況によって、プレビューしながら適切に設定しましょう。

Part 2.「UltraRepair」でぼやけた写真を鮮明にする(パソコン)

通常、画像のファイルにはJPGとJPEGが用いられるが、欠点として画像が劣化していきます。不可逆圧縮技術が利用されることにより、一度圧縮することで一部のデータが破損し、写真がぼやけた場合はよくあります。そんな時、写真データを修復するとそれはくっきり見えるようになれます。

修復作業が難しいと心配している方に、ここでは、専門知識がなくても手軽に使えるツール「iMyFone UltraRepair」をおすすめします。ただ3回のクリックだけで迅速にぼやけた画像を修復できるが、パソコンの操作に慣れていない人でも安心して使えます。また、これは最新のWindows 11とmacOS 10.15までに対応済で、ほとんどのパソコンで動作できますよ。

UltraRepair 画像修復
UltraRepairの機能概要!
  • JPEGやPNG、GIFなど、主流の画像形式に対応する
  • 異なるフォーマットの画像を複数同時に修復して保存することは可能
  • 高度な修復モードが備え、高い成功率で画像を修復する
  • ぼやけた、ピクセル化、白黒などの画像問題を解決できて、動画やOffice専用ファイルも修復可能
無料ダウンロード 無料ダウンロード

UltraRepairを使ってぼやけた画像を鮮明にする方法

直感的にやり方を学びたい場合、この動画マニュアルを見て⇩

ぼやけた画像を鮮明にする 動画マニュアル

ステップ 1.上記のボタンからソフトをダウンロードして起動したら、左側で「画像を修復」を選択します。画面中部にある「画像を追加」ボタンをクリックして壊れた写真を選択します。

UltraRepair 画像を追加

ステップ 2.すると、右下の「修復」をクリックして処理完了を待ちます。

UltraRepair 画像を修復

ステップ 3.修復が完了したら写真の状態を確認し、好きな場所に保存しましょう。

UltraRepair 修復した画像を保存

こうするだけでぼやけた画像は綺麗になります。非常にシンプルでしょう!

ご注意:

これらの方法で画像修復に失敗した場合「高度な修復」に進めます。ぼやけた画像と同じデバイスで撮影した同じ形式のものをアップロードすればさらに修復するのは可能です。詳しく説明はUltraRepair公式ガイドで確認してくださいね。

Part 3.「ImageChef」でぼやけた写真を鮮明にする(サイト)

ぼやけた画像を鮮明にしたいですが、わざとソフトをインストールしたくないと思っていますか?そんな場合、ぼやけた写真をくっきり見えるようにするサイトを試すことがおすすめです。「ImageChef」はそのようなサイトの1つです。ネット環境とPC、スマホさえあれば使える画像処理サイトで、会員登録は必要ありません。後述する使い方ように、機能はシンプルで事前知識がなくても直感的に使えます。

ImageChef 公式ページ画面

ImageChefを使ってぼやけた画像を鮮明にする方法

ステップ 1.上記の公式サイトにアクセスしたら、下にスクロールして、フィルターから「ピンボケ補正(輪郭をくっきりさせる)」をクリックします。

ステップ 2.鮮明にさせたい画像をアップロードします。

ステップ 3.詳細設定よりシャープの強さを1~4の中から設定して、下の「変換」をクリックします。

ステップ 4.プレビューし確かめて問題なければ、ダウンロードをクリックして完了となります。

ImageChef ぼやけた画像を鮮明にする

ご注意:

このサイトでぼやけた画像を鮮明にする時、4つのレベルしかありません。もっと詳しく調整することができないので、場合によって写真はおかしくなることもあります。これは少し残念です。

Part 4.写真がぼやけたのはなぜ?

では、なぜ撮った写真はぼやけたようになりましたか?これを解明すれば、今後は同様の問題を避けることはできるかもしれませんね。主な原因は以下の3つあります。

1撮影環境が暗い

暗い場所で撮影することで焦点が外れやすくなり、写真全体がぼやけたり、軽く拡大されて上手く写りません。また、天気が悪い中で撮影することもぼやける原因になります。撮影環境の明るさが足りなくなるので、仕上げた写真はぼやけた可能性が高いです。

2撮影手法の不備

シャッタースピードが足りないことで、写真ははっきりと識別できない場合はよくあります。さらに、一部の一眼レフカメラの組み立てなどの原因でピントが外れてしまう可能性があります。また、もし撮影する時に、被写体は移動していると、出来た写真もぼやけやすいです。

3劣化やデータの破損

例えば、古いデジタルカメラで撮った写真のサイズはもともと小さいです。それを加工して大きくすると、画質は粗くなってぼやけたかもしれません。また、長時間に写真を保存すると、解像度が劣化したり、一部データが損失したりする可能性もあります。

せっかく良い写真を撮れたと思って撮れていないとガッカリするでしょう。また、上手く撮れていない場合にその瞬間しか撮れない場合は後々後悔しきれないでしょう。綺麗な写真を守るために、この3点を覚えましょう。


最後に

今回はパソコンやサイトで、ぼやけた画像を鮮明にする方法を3つ解説しました。いかかでしょうか?どれも難しくはありませんね。

場合によって撮影方法などを改善すれば簡単に写真をくっきり見えるようにするのは可能です。ただし、ツールを使わなければいけない場合は、画像修復ソフトの利用が最もオススメです!ファイルの破損や誤操作によるぼやけた画像のすべてが修正できるが、ぜひ一度ダウンロードしてお試しくださいね。