動画を再生しようと思ってそれを開いたら、結局「エラーが発生した、ファイルが破損している可能性があります」というようなメッセージが出来て、動画が壊れたことに遭った経験はありませんか?その時、イライラしているでしょう。
動画が破損した原因といえば、「カメラの電源を切る前に録画停止ボタンを押していない」「データのコピーや転送が不完全」などが挙げられます。大切な動画データを修復するために、本記事ではそんな破損した動画を修復する方法を3つご紹介していきます!
Part 1.専門ソフトで動画を修復 ― 成功率高い
さまざまな原因で破損した・壊れた動画を修復するために、一番おすすめするのはプロな修復ツール、「iMyFone UltraRepair」を利用することです。このソフトは最新のWindows 11とmacOS 13.4までに対応済で、たった3つの操作で、損傷した動画ファイルを修復することができます!なので、パソコンの操作に慣れていない・苦手という人でも安心して使用することができますよ。

UltraRepairを使って破損した動画ファイルを修復する手順
ステップ 1.上記のボタンからソフトをダウンロードして起動したら、画面中部にある「動画を修復」ボタンをクリックして壊れた動画ファイルを選択します。
ステップ 2.完了すると、インポートした動画のファイル名、サイズ、長さ、解像度が表示されます。右下の「修復」をクリックして修復を開始しましょう。
ステップ 3.ポップアップウィンドウに動画が正常に修復されたことが表示されます。右下隅の「すべて保存」をクリックしてパソコンに保存します。
こうした後、破損した動画は正常に戻って再生できるようになります。非常にシンプルでしょう!
Part 2.標準ソフトで動画を修復 ― 無料
次に、無料で壊れた動画ファイルを修復したい方に向けて、フリー利用できるツール「VLC Media Player」を紹介します。
オレンジ色の三角コーンのアイコンが特徴のこのソフトはBlu-ray、DVD、音楽など様々なファイルに対応しています。小さな破損であれば動画を修復できるし、コーデックエラー、ビデオ圧縮の問題などにも対応可能です。さらに、Windows、Mac、iPhone、Androidのどちらかも使えるが、汎用性が高いでしょう。
VLC Media Playerのメリット
- さまざまなファイル形式に対応。
- 動画の破損、コーデックエラー、ビデオ圧縮の問題なども修正できる。
- スマホでもPCでも利用可能。
ただし、以下のような短所もありますが、ご注意くださいね。
VLC Media Playerのデメリット
- 日本語対応されているが、翻訳がおかしい部分ある。文字化けが起きたり、一部難ある。
- 動画再生を重点に置いているため、修復の精度は少し低い。
- 動画修復時、元データを上書きするので、注意が必要。
- 操作手順が多いため、パソコン操作が苦手な人には使いにくい。
VLC Media Playerを使って動画を修復する手順
ステップ 1.VLC Media Playerを起動して、画面上部の「メディア」を選択します。一覧から「ファイルを開く」をクリックし、壊れた動画を読み込みます。
ステップ 2.「メディア」>「変換/保存」をクリックして、「ファイル」タブ>「追加」を選択して、リストに修復する動画を追加します。
ステップ 3.追加したら、右下隅の「変換/保存」の「▼」マークをクリックして「変換」を選択します。
ステップ 4.出力ファイルの「参照」をクリックし、変換時の出力先とファイル名を指定します。(特に指定がなければそのままで大丈夫)
ステップ 5.「プロファイル」項目の右端にある文書のようなアイコンを選択すると、「プロファイルのエディション」画面に切り替わります。
ステップ 6.「カプセル化」をクリックして、壊れた動画と同じファイル形式を選択します。
ステップ 7.「ビデオコーデック」を選択し、「ビデオ」・「オリジナルのビデオトラックを保持」にチェックして、「オーディオコーデック」でも同様に設定します。
ステップ 8.上記の作業が完了したら、画面上部にファイル名を入力して、「作成」をクリックします。
ステップ 9.すると、再び「変換」ウィンドウに戻ります。「プロファイル」項目の「▼」から先ほど作成したプロファイルを選択し「開始」をクリックします。
このようにすれば、壊れた動画の修復が開始されるので、後は終わるまで暫く待ちましょう。
Part 3.サイトで動画を修復 ― インストールなし
わざとソフトをインストールしたくないと思っている方もいるでしょう。実はオンラインサービスを利用しても動画を修復するが可能です。「Restore.Media」はこのようなサイトの1つです。
Restore.Mediaのメリット
- ほとんど全てのカメラ、スマホ、ドローン、ビデオ形式ファイルに対応して、さまざまなファイルをサポート。
- サイトで動画を修復できるサービスは数多くありますが、これは比較的デザイン性にも優れている。
- ひどく損傷している場合は、エンジニアが直接修復を行うサービスを提供しているので安心。
ただし、同様に短所も存在しているので気をつけてくださいね。
Restore.Mediaのデメリット
- エンジニア修復サービスで、見積もりと異なる金額を請求されたというレビューがあるため、注意が必要。
- 日本語に対応していないため、使いにくいかもしれない。
- アカウント登録が必要なため、利用するまでに手間がかかる。
- ダウンロードする場合は有料になる。修復と再生までが無料。
Restore.Mediaを使って動画を修復する手順
ステップ 1.公式サイトにアクセスして、右上の「Sign up free」をクリックしてユーザーアカウントを登録します。
ステップ 2.プルダウンメニューから、破損した動画の録画に使用したカメラを選択します。カメラがわからない場合は「Generic MP4 File」を選択しましょう。
ステップ 3.「Next」をクリックすれば「リカバリタスク」というものを作成します。このタスクで修復作業を管理するようです。
ステップ 4.「Task description」でタスク名を入力し、もう一度「Next」をクリックします。
ステップ 5.「Choose file」をクリックして破損したファイルをアップロードし、修復が開始します。修復時間は動画の長さによります。
ステップ 6.動画のプレビューを確認し、問題なければダウンロードボタンをクリックします。
Part 4.動画修復に関するよくある質問
ここでは動画修復について、ユーザーがよく抱える疑問をまとめて答えていきます。壊れた動画ファイルの修復などをもっと知りたい方は、ぜひご覧ください。
1無料で動画ファイルを修復することはできる?
もちろん可能です。今回紹介する方法の中で、「VLC media player」と「Restore.Media」は無料で使えるツールですね。
しかし、ツールによってはファイルの容量制限や修復精度が低いものもあります。また、無料の修復ツールは、ダウンロードにお金がかかるものもあるので、長期的にみてコストは低いのか検討しましょう。
2動画が破損した原因は?
数多くの原因がありますが、主は以下のようなことが挙げられます。あなたの利用状況を思い出しつつ、思い当たるところがないか確認してみてください。
動画が破損した原因:
- データのコピーや転送が不完全なままUSBケーブルを抜いた
- 動画ファイルをダウンロードしている時に中断した
- 動画編集中にパソコンがフリーズした
- 録画中にバッテリーが切れた
- カメラで処理している最中にSDカードを抜いた
- 動画があるパソコンやスマホがウイルスに感染した
- ドローンを墜落させた、交通事故でドライブレコーダーが物理的に破損した
原因が解明したら、今後は動画破損のことをしないように注意しましょう。
3壊れた動画ファイルを修復するのは本当に可能?
「使用するツールによる」という回答になります。使用されるツールの使用技術によって、修復精度も異なりますし、エンジニアに直接依頼をしたからと言って完全に修復できない場合ももちろんあります。
最後に
ここまで破損した動画を修復する方法を3つご紹介してきました。いかかでしょうか?中でも特に動画修復ソフトを強くオススメします。多くのファイル形式に対応しており、簡単な操作で高精度の動画修復が行えます。動画だけでなく画像の修復にも役立つので、ぜひダウンロードしてお試しください。