MP4ファイルとは、Windows 10などで一般的に使われる動画形式のことです。ただし、何か原因でMP4ファイルが再生できなかったり、再生途中で止まったりすることもあります。それはお悩みではないでしょうか?
動画編集などを進む時にMP4ビデオが再生できないと、作業が止まってしまいますし、とても困りますよね。今回は、Windows 10でMP4が見れない原因や修復する方法について解説していきます!
Part 1.MP4が再生できないのはなぜ?
まずは、MP4が再生できない原因について確認しましょう!まとめて言えば、以下の4つあります。
- パソコンのシステムに一時的な不具合が発生
使用しているパソコンのシステムに一時的な不具合が起きている可能性があります。また、パソコンの性能が不足している場合、MP4ファイルも順調に再生できません。 - MP4ファイルが破損している
再生しようとしているMP4ファイルの方に問題があるケースも考えられます。MP4形式に出力する際に、パソコンの内部処理の関係でMP4ファイルが損傷してしまう場合も少なくありません。この場合、再生できないMP4ファイルを修復することによって、簡単に対処できます。 - MP4ファイルを再生するためのコーデックがない
「コーデック」とは、動画などのマルチメディアファイルを圧縮して、ファイルサイズを小さくする仕組みのことです。圧縮したファイルは、再生するために復元する必要があります。その時に使用する専用のコーデックがない状態だと、MP4が見れません。 - 再生するプレイヤーがMP4ファイルに対応していない
ビデオを再生するプレイヤー(ソフトウェア)がMP4ファイルに対応していないことも原因の1つです。現代ではほとんどの再生用プレイヤーではMP4に対応していますが、万が一のケースもあります。
MP4が見れない原因は意外に多いですね。続いては、対応する対処法をそれぞれ説明していきます。
Part 2.MP4が再生できない問題に効果的な対処法
MP4が再生できない時、次の6つの方法を試して解決してみよう!
1パソコンを一度再起動
パソコン本体に不具合が生じている可能性があるが、それを修正する最も簡単の方法は1回再起動することです。こうすると、ほとんど一時的なエラーが改善できます。再起動し終わったら、もう一度MP4ファイルを再生してみてください。
2専用のツールでMP4ファイルを修復
MP4ファイル本体の破損が原因である場合、それを修復するために最も迅速の方法は「iMyFone UltraRepair」というツールの利用です。このWindowsとMacの両方に対応済のソフトで、たっだ3ステップで壊れて見れない動画を修復できます。さらに、MP4だけではなく、MOVやAVIなど数多くの動画形式を修復することも可能です。

- 高度な修復モードがあり、破損、再生失敗、低画質などの動画関連の問題を解決できる。
- 複数の動画を一括で修復して保存できる。
- MP4、MOV、AVIなどの様々な動画フォーマットに対応。
- 動画だけではなく、壊れた画像やOffice専用ファイルも修復可能。
- 最新のWindows 11/macOS 13.4をサポート。
下の動画で、再生できないMP4ファイルを修復する方法をすばやく見ることができます。
以下は、UltraRepairを使用してMP4を修復するためのテキストによる説明
ステップ 1.上記のボタンからソフトをダウンロードして起動したら、左側で「ファイル修復」をクリックして、「動画を修復」を選んで再生できないMP4ファイルを選択します。
ステップ 2.完了すると、インポートした動画のファイル名、サイズ、長さ、解像度が表示されます。右下の「修復」をクリックして修復を開始しましょう。
ステップ 3.ポップアップウィンドウにMP4動画が正常に修復されたことが表示されます。「すべて保存」をクリックして全部を保存します。
こうした後、Windows 10でMP4ファイルは正常に戻って再生できるようになります。非常にシンプルでしょう!
3コーデックをインストール
Windowsユーザーなら、MP4が見れない時に、「MPEG-2 ビデオ拡張機能」をインストールしてみるのは1つの解決法です。Microsoft公式から提供している機能で、それを使用すれば、MPEG-1やMPEG-2のファイル形式を再生させることが可能になります。ただし、注意すべきのはこれがWindows 10以降のパソコンのみサポートしています。
MPEG-2 ビデオ拡張機能をインストールする方法
ステップ 1.Microsoft Storeにアクセスして、「MPEG-2 ビデオ拡張機能」を検索します。そして「Microsoft Storeアプリの取得」をクリックして「MPEG-2 ビデオ拡張機能」をダウンロードします。
ステップ 2.「開く」をクリックしてMicrosoft Storeで開きます。
ステップ 3..appxファイルを実行するとインストール画面が表示されます。「Install」をクリックするとインストール開始です。
ステップ 4.インストール完了後、「Close」をクリックすれば完了です!
Tips:
「MPEG-2 ビデオ拡張機能」のインストールが問題を解決しない場合、フリーのコーデックパックである「K-Lite Codec Pack」のインストールを試してみることは有効なアプローチです。K-Lite Codec Packは広範なコーデックを提供し、多くのマルチメディアフォーマットに対応しています。そのため、MP4ファイルだけでなく、他のビデオおよびオーディオフォーマットにも対応しています。再生問題の解決に役立つことが期待されます。ただし、注意して使用し、ウイルス対策ソフトウェアを常に最新の状態に保つことをお勧めします。
4別のプレイヤーでMP4を再生
MP4ファイルが再生できないのは、再生しようとしているプレイヤーはMP4に対応していないかもしれません。そのため、一度別の再生ソフトを試してみましょう。
Windowsパソコンであれば、「Windows Media Player」という標準搭載のMP4対応の再生プレイヤーがおすすめです。デフォルトでは「映画&テレビ」で動画を再生するが、それに切り替えるのは簡単です。
Windows Media Playerを使ってMP4を再生する方法
ステップ 1.再生するMP4ファイルを右クリックします。
ステップ 2.「プログラムから開く」>「Windows Media Player」をクリックします。
ステップ 3.「別のプログラムを選択する」をクリックして、より多くのメディアプレイヤーが選択できます。それぞれ試してみよう!
Tips:
「Windows Media Player」を見つけられない場合、それがインストールされないかもしれません。「スタート」>「設定」>「アプリ」>「オプション機能」という順でクリックして、一覧で「Windows Media Player」があるかどうかチェックしよう。なければ、一番上の「機能の追加」をクリックしてそれをインストールしてください。
MP4ファイルはWindows 10で「フォト」または「映画&テレビ」アプリを利用して再生できます。
「フォト」/「映画&テレビ」アプリを使ってMP4を再生する方法
ステップ 1.再生するMP4ファイルを右クリックします。
ステップ 2.「プログラムを開く」>「フォト」/「映画&テレビ」を選択します。
5動画編集ソフトでMP4を他の形式に変換
MP4ファイルが再生できない場合、MOVやFLVなど、それを別の動画形式に変換すれば正常に見れるようになることが報告されます。根本的に問題を解決することではないものの、応急処置として試してもいいですね。
今のところ、数多くの動画編集ソフトはMP4ファイルを別の形式に変換するという機能が備えています。ここでは個人的に使いこなす「Filme(フィルミ)」を例として、具体的なやり方を紹介していきます。このソフトはパソコン初心者でもとても扱いやすく、20種類以上の動画形式にも対応するので、皆さんにも非常におすすめですよ。
Filmeを使って再生できないMP4を別の形式に変換する方法
ステップ 1.上記のリンクをクリックして、Filmeの公式サイトにアクセスしてそれをダウンロードします。
ステップ 2.起動したら、「新しいプロジェクトを作成する」を選択します。
ステップ 3.メディアライブラリーから再生できないMP4を読み込んでから、それをタイムラインにドラッグして配置します。
ステップ 4.インターフェイス右上の「出力」ボタンをクリックして、出力画面の「形式」項目で、MP4以外のフォーマットの1つを選びます。
ステップ 5.右下隅の「出力」をクリックして変換した動画を保存します。後は再生できるかどうか確認しましょう!
6Windows 10でトラブルシューティングを実行
MP4が再生できない場合、Windows 10のトラブルシューティングを実行することで、さまざまな問題を診断し解決することができます。以下は一般的なトラブルシューティング手順です。
Windows 10でトラブルシューティングを実行手順
ステップ 1.タスクバーの左下にあるWindowsロゴをクリックし、スタートメニューから「設定」アイコンをクリックまたはタップします(歯車のようなアイコン)。
ステップ 2.設定ページで「更新とセキュリティ」を選択します。
ステップ 3.左側のメニューから「トラブルシューティング」を選択し、右側の「追加のトラブルシューティング ツール」をタップします。
ステップ 4.「ビデオの再生」を見つけて、「トラブルシューティング ツールの実行」をクリックします。指示に従ってトラブルシューティングを進め、修復を試みます。
トラブルシューティングが完了したら、コンピューターを再起動して変更を適用します。そして、MP4の再生を再試行します。
Part 3.MP4再生できないことによくある質問
ここでは、補足情報として、「MP4ファイルが再生できない」「MP4が見れない」ことについて、よくある質問をまとめて答えていきます。
1MP4再生に対応するプレイヤーは?
Windowsは「Windows Media Player」、Macは「QuickTime」が標準で搭載されています。インストールされていない場合もあるので、インストールする場合は先述の手順をご覧ください。
そのほかにも、「VLC media player」「5KPlayer」など、無料で使えるソフトウェアがたくさんあるので、探してみるのも良いですね。
2MP4再生できない問題を避けるのは可能?
コーデックのような技術的な問題、パソコンの性能によっても起きる場合があるので、事前に避けることは難しいでしょう。ただし、ファイル破損が原因でMP4が再生できないことを防ぐのは可能です。ファイルを定期的に管理してウイルス感染対策をちゃんと実行したり、安定の電気接続を確保してMP4ファイルの編集や移動の中断を避けたりすることは有効です。
また、再生できなくなった際に、都度対処すれば、それ以降不具合が起きなくなることもあるのでご安心くださいね。
最後に
今回はMP4ファイルが再生できない原因や修復方法についてご紹介してきました。もしこの悩みの解決にお役に立てれば幸いです。
また、ほとんどMP4が見れないのはファイル損傷を起こしているからです。その時、おすすめした動画修復ソフトをぜひご利用ください。初心者にわかりやすく、たった3つのステップでファイルを修復することができるが、ここでダウンロードして一度試してみよう!