AI技術が急速に進化している現在、深層学習によって誰の声でも容易にクローニングできるようになりました。音声データを提供するだけで、AIは個々の話者の声の特徴を学び、それを基に声質やイントネーションを再現することができます。

この技術を利用することで、なりたいキャラクターの声を簡単に真似ることができるだけでなく、声帯に障害がある人々の声を再現することも可能にします。今後は教育、エンタテインメント、マーケティングなど様々な分野で活用されることが予想できます。

ということで、本記事ではリリースしたAI声再現アプリをまとめて紹介します。

ai 声 再現 アプリ

Part 1.AIで声を再現するアプリ4選

以下で、利用可能の声真似サービスの動作環境や機能など、それぞれの特徴を説明していきます。

1VoxBox

まずおすすめする「iMyFone VoxBox」は、日本語を含む29種類の言語のクローニングに対応する音声合成アプリです。声を再現するには、音声ファイルのアップロードとサンプルテキストの読みという2つの方法があります。特定の感情を表現することもでき、作成したクローン音声は安定してはっきりと聞こえます。

さらに、同アプリでは3200個以上のプリセットしたボイスが利用可能で、ノイズ除去や文字起こしなど便利な編集機能も数多く搭載しています。

この動画マニュアルでVoxBoxの声再現機能と使い方を確認できます!

自分の声 合成音声

基本情報

AI声再現の対応言語 日本語・英語・中国語など29種類
AI声再現の必要時間 音声サンプルを提供したら、10秒内に音声モデルを生成
互換性 Windows 7/8.1/10/11、macOS 10.13-14、iOS 13-18、Android 7-14
使用料金 無料版:2,000文字まで読み上げ、音声クローンの生成と試聴
PC版:月額3,280円/12万文字まで読み上げ、3個の音声クローン
スマホ版:6,000円/1個の音声クローンの生涯利用

おすすめポイント

pros
  • 声再現モデルの合成とテキスト読み上げの速度とも速い。
  • 再現する声のネイティブ発音だけでなく、外国語訛りの表現も可能。
  • スマホとPCの両方でも動作できる。
  • 多様な音声編集作業も行える。

注意点

cons

2MagicMic-リアルタイムに声再現

「MagicMic」は200+声にリアルタイムに変換できるボイスチェンジャーとなり、アニメやゲームキャラクター、有名人など多彩な声を備えます。任意の好きな人声の音声サンプルファイルをインポートしてから、マイクで入力した自分の声をそれと同じように変えて出力できます。さらに、同ソフトでは450+効果音のワンクリック再生やパラメータ調整によるオリジナルボイス生成など豊富な機能を提供します。

この動画マニュアルでMagicMicの声再現機能と使い方を確認できます!

AIカバー やり方

基本情報

AI声再現の対応言語 日本語・英語など12種類
AI声再現の必要時間 音声サンプルを提供したら、5秒内に音声モデルを生成
互換性
  • Windows 7/8.1/10/11、macOS 10.10以降
  • Discord、YouTube、Zoom、Fortnite、Apexなどに対応
  • 使用料金 無料版:日替わり6種類のボイスと一部の効果音、音声クローンは利用不可
    完全版:月額1,480円

    おすすめポイント

    pros
    • 購入した後に数制限なしで再生する音声モデルを作成できる。
    • リアルタイムに声再現できる機能はユニーク。
    • 変えた声を録音して保存することも対応。

    注意点

    cons
    • 無料版ではデフォルトのボイスのみ変換できる。

    3VALL-E X-マイクロソフト社による開発

    次に紹介するAI声再現アプリはマイクロソフト社によって開発された「VALL-E X」です。コンテキストに基づいた学習能力を持ち、未知の話者のたった3秒の録音をプロンプトとして使用して、高品質の個別化された音声を合成して再現することができます。提供する音声サンプルによって、特定の感情やアクセントを反映することも可能です。

    VALL-E X 操作画面

    基本情報

    AI声再現の対応言語 日本語・英語・中国語の3つ
    AI声再現の必要時間 音声サンプルを提供したら、10秒ほど音声モデルを生成
    互換性 Windows 10以降
    使用料金 無料

    おすすめポイント

    pros
    • AI学習のためにわずか3秒~10秒程度の音声データは必要。

    注意点

    cons
    • 今利用可能のはオープンソース版で、インストールの手順は複雑。
    • 長文の音声合成が苦手。
    • 10秒以上の長い音声ファイルをインポートすると、エラーが発生。
    • 操作画面は英語表記のみ。

    4coestation-日本語専用

    最後に紹介する声再現アプリは「coestation」です。指定の文章を読み上げて録音することで、自分の声の分身である「コエ」を生成することができます。生成されたコエは、テキストを入力するだけでそのコエでしゃべらせることが可能です。また、コエを家族や友達に共有して、彼らに自分のコエの利用を許可することも対応します。

    coestation 公式ページ画面

    基本情報

    AI声再現の対応言語 日本語
    AI声再現の必要時間 1時間〜数日
    互換性 iOS 14.5以降、Android 6.0以降
    使用料金 無料

    おすすめポイント

    pros
    • 完全無料で使える。
    • 生成した音声モデルを共有するのも可能。

    注意点

    cons
    • 再現する音声のモデルを合成するにはかなり時間がかかる。
    • 音声サンプルを提供するには録音が必要なので、自分以外の人の声を再現するには少し難しい。
    合わせて読む: 『coestationで声を再現する方法』

    Part 2.AI声再現の用途

    AI声再現の用途は多岐に渡ります。以下にいくつかの例を挙げます。

    用途1 メディア制作

    AI声再現を使用して、アニメーションや映画、ゲームなどのメディア制作においてキャラクターやナレーションの声を生成します。これにより、実際の声優による声収録は不要で、作業やコストを削減できます。また、満足しない部分の修正も簡単に行えます。

    用途2 研究や教育

    AI声再現を使用して、研究や教育分野での実験やシミュレーションにおいて、特定の声やアクセントを持つキャラクターの音声を生成します。これにより、言語学や音声学の研究、外国語学習などが支援されます。

    用途3 声帯に障害がある人々の支援手段

    声を発することができなくなった場合でも、AI声再現技術を使用して自分の声に近い音声を生成し、音程や声の高さ、速度などを調整することができます。これにより、日常のコミュニケーションや重要な情報の共有が可能になります。


    最後に

    以上でAI声再現アプリを紹介して、使用可能の場面も解説しました。この技術は、コミュニケーションやアクセシビリティの向上に非常に有益ですが、個人の声の模倣をして、詐欺行為や不正な目的で使用することは絶対に推奨しません。倫理的な使用と法的な制約を守ることが重要ですね。

    また、ご紹介した中でも「iMyFone VoxBox」は、声再現機能の対応言語は豊富で、合成の速度も速いです。さらに、PCとスマホの両方でも利用できるので、興味がある方はぜひ下で入手して試してみてください!