リバーブエフェクターとは何ですか?それは「残響」とも呼ばれ、音が壁や床などの物体に反射し、複数の反射音が重なることで生じる自然な響きや空間の反響のことを指します。音楽に空間感や響きを与える不可欠なオーディオエフェクトの一種です。
楽曲やボーカルにリバーブエフェクトをかけるために、専門のリバーブエフェクター機器は必要です。本記事では、ダウンロード型と外付け型のエフェクターを分けて、総計5件をおすすめします。リバーブのパラメータ設定のポイントももお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください!
Part 1.ダウンロード型のリバーブエフェクター3選
ダウンロード型のリバーブエフェクターは、一般的に外付け型よりも費用が低く抑えられます。コンピュータ上で動作するため、外付け機器の持ち運びや接続の手間が不要で、開発元からのアップデートやサポートも容易に行われます。
リバーブエフェクターの利便性と利用料金に気になる方は、以下の3つのダウンロード型のツールを検討してみてください。
1MagicMic
「iMyFone MagicMic(マジックマイク)」はリアルタイムでマイクにリバーブエフェクトをかけることができるソフトです。いわゆるボイスチェンジャーというものなので、リバーブの他に、ロボット声やアニメキャラ声など150種類以上のボイスもプリセットされて、様々な用途で使用できます。DiscordやYouTube、Fortniteなど主流の通話、配信アプリやオンラインゲームに適用し、連携設定も数秒内で完結できます。
動画でOBS StudioでMagicMicのリバーブエフェクトをかける方法と様子を確認⇩
基本情報
スタイル | 豊かな機能&使いやすい |
リバーブエフェクトの種類 | エコー、ホール、洞窟など15種類以上 ボイススタジオで独自のリバーブを作成可能 ※音声エフェクトは引き続き更新 |
動作環境 | Windows 7/8.1/10/11 macOS 10.10-10.15/11.6/12.1 Discord、ツイキャス、Zoom、Apex、PUBGなど20+プラットフォーム |
価格 | 月間¥1,480 ※日替わりの音声エフェクトが無料利用可能 |
以下のような方にMagicMicをおすすめ
- 各種のプラットフォームに対応して、汎用性が高いリバーブエフェクターを導入したい。
- 難しい操作に心配して、手軽にリバーブをかけたい。
- ライブ配信で利用して、雰囲気を盛り上げるために豊富な効果音も一緒に再生したい。
- 予算が少なくて、リバーブエフェクターを初めて試したい。
2SANFORD REVERB
二番目に紹介するリバーブエフェクターは「SANFORD REVERB」です。VSTプラグインとなり、デジタル信号処理を駆使して、リアルな空間感と豊かな反響を再現することができます。同様にWindowsとMacの両方にも対応して、OBSとの相性も良いのでライブ配信者に愛用されています。
ただし、このリバーブエフェクターのインターフェースは英語表記のみです。使いにくいと感じる可能性もあります。
基本情報
スタイル | 軽くて効率的 |
リバーブエフェクトの種類 | Mix、Timeなどのレベル値を自分で設定 |
動作環境 | Windows 8.1/10/11 Mac 10.13 |
価格 | 無料 |
以下のような方にSANFORD REVERBをおすすめ
- パソコンのパフォーマンスに心配して、CPU負荷を軽減したい。
- 音楽理論知識を持って、リバーブエフェクトを自力で調整したい。
3Little Plate
もう1つのダウンロード型のリバーブエフェクターは「Little Plate」で、同様にプラグインとなります。クラシックなプレートリバーブのサウンドを再現することに特化していて、ウォームで豊かな反響と、独特なカラーを持つリバーブエフェクトを提供します。ボーカルやピアノとの相性が良いです。また、ユーザーフレンドリーなインターフェースにより、直感的かつ簡単な操作が可能です。
基本情報
スタイル | 音の立ち上がりが早くて、リバーブサウンドがクリーン |
リバーブエフェクトの種類 | リバーブタイム、ローカットフィルター、モジュレーション、ミックスノブの4つを設定 |
動作環境 | Windows 7およびそれ以降 macOS X 10.12およびそれ以降 |
価格 | $99 30日の無料体験の申し込みは可能 |
以下のような方にLittle Plateをおすすめ
- シンプルな操作性を好み、クラシックなプレートリバーブのサウンドを手軽に実現したい。
- 演奏や楽器との相性が良くて、オーディオの透明度を保つ高品質なリバーブサウンドを使用したい。
Part 2.外付け型のリバーブエフェクター2選
一方、外付け型のリバーブエフェクターは、ハードウェアとして直接接続されるため、リアルタイムでリバーブ効果を調整することができます。また、複数の入出力端子や接続オプションを備えていることがあり、ライブ会場まで持ち運び、他の機器との連携や組み合わせによる柔軟な利用が可能です。
より高度な操作性と柔軟性を求めるユーザーは、次の2つの外付け型のリバーブエフェクターを確認してください。
1Roland VT-4
「Roland VT-4」は機材型のボーカルエフェクターの1つで、スライダーやボタンで調整するだけで簡単にリバーブをかけることができます。リバーブ以外に、ロボットやメガホンなど様々なボイスエフェクトが搭載されていて、ボーカルに独自の個性を加えることができます。USBによりパソコンと接続することも可能です。
基本情報
スタイル | 使い勝手がよく、素早くパラメータを調整可能 |
リバーブエフェクトの種類 | プリセットは4種類 ピッチやキーを合わせて調整可能 |
価格 | Amazonの参考価格:¥23,215(税込) |
以下のような方にRoland VT-4をおすすめ
- リバーブを含め、豊富のボイスエフェクトを組み合わせて個性的な音声表現をしたい。
- プリセット機能があり、パラメータ調整も簡単であるリバーブエフェクターを探している初心者。
2Boss Vocal Performer VE-5
最後に紹介するリバーブエフェクターは「Boss Vocal Performer VE-5」です。ボーカルに最適なサウンドを30種類用意し、簡単に切り替えることができます。背面にマイク・スタンド・ホルダーも備えて、音楽制作やWEB配信などの際にはお手元に置いて操作できて便利です。さらに本体には内蔵マイクも搭載し、いつでも手軽にパフォーマンスができます。
基本情報
スタイル | 持ち運び性が良くて、歌唱にふさわしい |
リバーブエフェクトの種類 | 不明 |
価格 | Amazonの参考価格:¥31,900(税込) |
以下のような方にBoss Vocal Performer VE-5をおすすめ
- 軽くて持ち運びやすいリバーブエフェクターを使用したい。
- 予算が比較的に多い。
Part 3.リバーブエフェクトをかけるコツ
続いては、音楽制作やライブ配信で、リバーブエフェクトをかけるポイントもいくつか紹介してきます。
1.音源と周囲の音響環境に合わせた設定
実際に応じて、リバーブの種類やパラメータを調整しましょう。例えば、静かなスタジオで録音する場合、大きなホールのような空間感を表現するほうがいいです。長めの反響時間やディケイを設定して、より自然なサウンドを実現できます。
2.自然なバランスを取る
リバーブエフェクトは、音を豊かにする一方で、過剰にかけ過ぎると音が混ざり合ってしまい、聴き取りづらくなることがあります。適度なバランスを保つために、リバーブのレベルやドライ/ウェットミックスを調整しましょう。
3.プリディレイを活用
プリディレイは、リバーブエフェクトの最初の反響音を遅らせて出す設定です。これにより、より自然な空間感を表現することができます。プリディレイの時間を微調整して、適切なディレイ感を作り出してみてください。
最後に
リバーブエフェクターはボーカルや楽器のサウンドに深みと空間感を加える素晴らしいツールです。今回紹介した5つのボーカルエフェクターから、お好みのものを見つけたでしょうか?音声パラメータの適切な設定も重要なので、微調整して臨場感を実現しましょう。
また、それぞれに長所はありますが、汎用性と価格を考えると、「iMyFone MagicMic」が一番様々な場面で活躍すること間違いなしです!お試し分からリバーブエフェクターを導入したいと思っている方は、ぜひ下でダウンロードしてこのツールを楽しんでみてくださいね!