iTunesを使ってiPhoneやiPadのバックアップ、音楽・動画の管理をしている方も多いでしょう。しかし、いざアップデートしようとした際に「iTunesがアップデートできない」と困った経験はありませんか?
本記事では、iTunesのアップデートができない主な原因と、それぞれの対処法をわかりやすく解説します。
Part 1:iTunesがアップデートできない原因
iTunesがアップデートできないよくある原因は主に下の通りです。
- ネットワーク接続に問題がある
iTunesのアップデートにはインターネット接続が必須です。Wi-Fiや有線接続が不安定な場合、アップデートに失敗することがあります。 - 管理者権限がない
Windows環境では、iTunesのインストールやアップデートには管理者権限が必要です。一般ユーザーの権限ではエラーになることもあります。 - WindowsまたはmacOSが古い
iTunesの最新バージョンは、古いOSでは対応していないことがあります。OSのバージョン確認が必要です。 - セキュリティソフトの干渉
ウイルス対策ソフトやファイアウォールが、iTunesのアップデート通信をブロックしている場合があります。 - Apple Software Updateの不具合
Windows版iTunesでは「Apple Software Update」が正常に動作しないことで、アップデートができなくなることがあります。
Part 2:iTunesがアップデートできない場合の対処法
上記のような原因でiTunesがアップデートできない場合、下の対処法で解決可能です。
- インターネット接続を確認する
- 管理者として実行する
- OSを最新バージョンに更新する
- セキュリティソフトやファイアウォールを一時停止する
- Apple Software Updateを再インストールする
- iTunesを完全にアンインストール→再インストール
- 手動でインストーラーを実行する
1インターネット接続を確認する
iTunesのアップデートには安定したインターネット接続が必須です。回線が不安定だったり、VPNやプロキシを経由している場合、Appleのサーバーと通信できずにエラーになることがあります。
▼ インターネット接続を確認する手順:
Wi-Fiの場合:
一度Wi-Fiをオフにして再接続
ルーターを再起動してみる
他のデバイスでインターネット接続ができるか確認
LANケーブルでの接続:
可能であれば有線接続を使用するとより安定
VPNやプロキシを使用している場合:
一時的にVPNをオフにする
セキュリティソフトの設定でプロキシを無効化する
2管理者として実行する
Windows環境では、iTunesのインストールやアップデートに「管理者権限」が必要です。通常のユーザーアカウントで実行すると、インストーラーがアクセス権限不足で失敗することがあります。
▼ 管理者としてiTunesを実行する手順:
ステップ 1:「スタートメニュー」や「デスクトップ」にあるiTunesのショートカットを右クリックします。
ステップ 2:「管理者として実行」をクリックします。
ステップ 3:ユーザーアカウント制御(UAC)が出た場合は「はい」を選択します。
ステップ 4:アップデートを再試行すると完了です。
※ インストーラー(iTunesSetup.exe)を直接右クリック→管理者として実行でもOKです。
3OSを最新バージョンに更新する
iTunesの最新版は、古いバージョンのWindowsやmacOSに対応していない場合があります。OSのバージョンが原因でインストールに失敗している可能性があります。
▼ システムを更新する手順:
ステップ 1:スタート>設定>更新とセキュリティ>Windows Updateをクリックします。
ステップ 2:「更新プログラムの確認」をクリックします。
ステップ 3:利用可能な更新をすべてインストールします。
ステップ 4:再起動後、iTunesのアップデートを再試行しましょう。
※ Windows 10以前のOS(例:Windows 7/8.1)は最新版iTunesが非対応の可能性があります。
4セキュリティソフトやファイアウォールを一時停止する
セキュリティソフトやファイアウォールが、iTunesやApple Software Updateの通信をブロックしているケースもあります。
ステップ 1:セキュリティソフト(例:Norton、McAfee、Windows Defender)を一時的に無効にします。
ステップ 2:ファイアウォール設定で「iTunes」および「Apple Software Update」の通信を許可します。
ステップ 3:アップデートを実行します。
アップデートが終わると、iTunesのアップデートを再試行してみましょう。
5Apple Software Updateを再インストールする
iTunesのアップデートは「Apple Software Update」という別プログラムを通じて行われます。これが破損していると、iTunesがアップデートできない原因になります。
▼ Apple Software Updateを再インストールする手順:
ステップ 1:コントロールパネル>「プログラムと機能」へ移動します。
ステップ 2:「Apple Software Update」を探して右クリック>「アンインストール」をクリックします。
ステップ 3:最新版のiTunesをダウンロードします。
ステップ 4:ダウンロードしたインストーラーを実行し、iTunesと一緒にApple Software Updateも再インストールしましょう。
6iTunesを完全にアンインストール→再インストール
複数回の失敗や破損が蓄積されている場合は、クリーンインストールが効果的です。
▼ iTunesを再インストールする手順:
ステップ 1:コントロールパネル>プログラムと機能を開きます。
ステップ 2:iTunesを完全にアンインストールします。
ステップ 3:iTunesを再ダウンロードし、インストールしてみましょう。
7手動でiTunesのインストーラーを実行する
iTunesをApp StoreやApple Software Update経由でなく、公式サイトから直接ダウンロードしてインストールすることで解決する場合もあります。
▼ 手動でiTunesのインストーラーを実行する手順:
ステップ 1:Apple公式ダウンロードページへアクセスします。
ステップ 2:Windows 版 iTunes の「Windows 版を直接ダウンロード」をクリックします。
ステップ 3:iTunesSetup.exe を保存・実行してアップデート(または上書きインストール)しましょう。
豆知識:iTunesを使わずにiPhoneを復元する方法
iTunesがアップデートできない、起動しない、またはうまく認識されないーそんなトラブルに直面しても、「iMyFone D-Back」を使えば、iTunesに頼らずiPhoneのデータを復元することが可能です。
このソフトは、iPhone・iPad専用のデータ復元ソフトです。iTunesやiCloudのバックアップがなくても、直接iOSデバイスをスキャンしてデータを復元できるのが大きな特徴です。

▼ D-BackでiPhoneをする手順:
上記のボタンをクリックしてD-Backを無料でダウンロードし、インストールしておきましょう。
ステップ 1:「iOSデータ復元」>「iPhone/iPadデータ復元」を選択します。それから、復元したいiPhoneをパソコンに接続します。
ステップ 2.次のウィンドウで、復元したいファイルの種類を選択してスキャンを始めます。
ステップ 3.スキャンが完了したら、データのプレビューを通じて失われたデータが見つかるかを確認できます。見つかったデータをiPhoneに直接復元したい場合は「デバイスに復元」を、パソコンに保存したい場合は「PCに復元」をクリックするだけで簡単に復元できます。
まとめ
iTunesがアップデートできない原因は多岐にわたりますが、この記事で紹介した対処法を1つずつ試すことで多くの問題が解決できます。
また、iTunesの代わりに、プロなデータ復元&バックアップソフトD-Backを利用しても、iPhoneをバックアップ&復元することも実現できます。興味があれば、ぜひ下のボタンをクリックして無料で体験しましょう。