iPhoneがAppleロゴ、画面真っ白、画面真っ暗などのiOS不具合が発生した場合、iPhoneを正常の状態に戻すために、DFUモードまたはリカバリモードを利用して、iPhoneを出荷時の状態に戻す必要があります。
そこで今回は、リカバリモードとDFUモードの相違点・やり方・解除法をまとめて説明いたします。
- 1. リカバリモードとDFUモードの違い・利用する場合
- 1-1. リカバリモードとは?
- 1-2. DFUモードとは?
- リカバリーモードとDFUモードの入り方・解除法
- 2-1. リカバリモードの入り方・解除法
- 2-2. DFUモードの入り方・解除法
- Tips:ワンクリックでリカバリモードを起動・解除する無料ツール
リカバリモードとDFUモードの違い
リカバリモードとは?
リカバリモードは、iPhoneのiOSに不具合が発生したときに強制的にiPhoneを出荷時の状態を戻す方法です。リカバリーモードに入ると、iPhoneの画面はiTunesとケーブルのマークが表示されます。iTunesに検出されると、「アップデート」と「復元」二つの選択肢があります。
リカバリモードを使用する場合
ほとんどの場合、iPhoneを復元しようとしているときに、iPhoneをリカバリモードにする必要はありません。ただし、次の状況で不具合が発生する場合、iPhoneをリカバリモードにする必要があります。
- 新しいiOSファームウェアをインストールする
- iOSを最新バージョンに更新する(現時点ではiOS 14)
- バックアップからiPhoneを復元する
- iOSのベータ版から正式版へ更新する
- リンゴループ、画面真っ暗、再起動を繰り返すなどの不具合が生じる
DFUモードとは?
DFUは、デバイスファームウェアアップデートという意味です。リカバリモードと比較して、より全面的であり、通常、より困難な問題を解決するために使用されます。
DFUモードに入る時、iPhoneの画面が真っ黒になって、iTunesでDFUモードに入るかどうかを確認しかできません。DFUモードでは、【復元】のみを選択できます。完了した後、iPhone/iPadのすべてのデータが削除され、自動的に最新のiOSバーションにアップデートします。
DFUモードを使用する場合
通常、iPhone、iPod touch、またはiPadをDFUモードにする必要はありません。リカバリモードだけで十分に問題を修正できます。以下はわずかにDFUモードを使用する必要がある場合を示します。
- 脱獄。iPhoneの使用方法にいくつかの制限があるので、ユーザーがそれらの制限を解除するためにiPhoneを脱獄します。
- iOSのダウングレード。iOSの最新バージョンに更新した後、使いにくいと感じた場合は、以前のバージョンにダウングレードする方法を探している人もいます。
- リカバリモードでも修正できない問題。
- どちらの方法も、最新のiOSに書き換えるということに変わりはありませんが、リカバリーモードは公式の方法、DFUモードは非公式の方法となっています。
- iPhoneが壊れてしまった時に、最初にリカバリーモードを行い、それでも改善されなければDFUモードを試してみる、という手順で良いでしょう。
リカバリーモードとDFUモードの入り方・解除法
リカバリモードの入り方・解除法
リカバリモードに入る方法【電源/パソコンに接続状態で】
iPhone 8 以降:
音量を上げるボタンを押してすぐに放し、音量を下げるボタンを押してすぐに放します。リカバリモードの画面が表示されるまで、サイドボタンを押し続けてください。
iPhone 7シリーズ:
トップボタンまたは (サイドボタン) と音量を下げるボタンを同時に押し、リカバリモードの画面が表示されるまでそのまま長押しします。
iPhone 6S、iPhone SE、およびそれ以前:
ホームボタンとトップボタン (またはサイドボタン) を同時に押し、リカバリモードの画面が表示されるまでそのまま長押しします。
リカバリモードを解除する方法
iPhoneを強制的に再起動すると、iPhoneリカバリモードを解除できます。
iPhone 8以降:
音量大ボタンと音量小ボタンをすばやく押します。次に、画面にAppleロゴが表示されるまでサイドボタンを押し続けます。
iPhone 7/7シリーズ:
画面にAppleロゴが表示されるまで、サイドボタンと音量小ボタンを同時に押し続けます。
iPhone 6/6 Plusおよびそれ以前のモデル:
画面にAppleロゴが表示されるまで、ホームボタンとサイドボタンを同時に押し続けます。
DFUモードの入り方・解除法
DFUモードに入る方法【電源/パソコンに接続状態で】
iPhone 8/Xシリーズ以降
①音量を上げるボタンを押してからすぐ離れます。
②音量を下げるボタンを押してからすぐ離れます。
③そして、サイドボタンを10秒ほど長押して、画面が真っ黒になった時は、サイドボタンを押し続けた状態で音量を下げるボタンを5秒ほど押し続けます。
④サイドボタンを離し音量を下げるボタンをさらに10秒ほど押し続けます。
iPhone 7シリーズ
①Appleロゴが表示されるまで、電源ボタンと音量を下げるボタンを長押しします。
②電源ボタンを離し、音量を下げるボタンを押し続けます。
iPhone 6S、iPhone SE、およびそれ以前
①Appleロゴがでるまで電源ボタンとホームボタンを長押します。
②電源ボタンのみを手を放し、ホームボタンを押し続けます。
DFUモードを解除する方法
iPhoneを強制的に再起動すると、iPhoneのDFUモードを解除できます。詳細について、前の「リカバリモードを解除する方法」を参照してください。
ワンクリックでリカバリモードを起動・解除する無料ツール
上記の方法が非常に面倒だと思われる場合は、iMyFone Fixppoの【ワンクリックでリカバリーモードを起動・解除】機能を利用することができます。
iPhoneのモデルを問わず、全部使えます。しかもこの機能は無料で、とても便利です。
操作手順
お使いのデバイスをパソコンに接続して、ソフトのホーム画面で【ワンクリックでリカバリーモードを起動・解除】を選択して、ニーズに応じて「リカバリーモードに入る」あるいは「リカバリーモードを終了する」をクリックだけで完了です。
Tips
FixppoはパワフルなiOS修復ツールとして、再起動を繰り返す、文鎮化、アップデート失敗というような不具合が生じてしまった時、iPhone/iPadを手軽に修復可能です。詳細は、iMyFone公式サイトを参照してください。