会議や議事録など様々なシーンで記録したデータを文字起こししておくと、後から大切なポイントなどをしっかりと見返すことが出来ますよね。

また、音声記録や映像記録のように、MP4またはMP3を文字起こしにすることで、動画編集の思わぬ場面で役に立つこともあります。

今回は、用途別にの文字起こしのやり方を解説していきます。WindowsもMacも対応しているが、ぜひ最後までご覧くださいね!

無料 文字起こし やり方

Part 1.文字起こしのやり方 ― 文書作成向け

手書きのメモや音声メモをテキスト化する必要がある場合、文字起こしツールは便利なのでよく使われます。ファイルまたはマイクの声を認識して文字に変換できるため、タイピングが苦手な人でもテキストにしやすくなれます。

ここで、まずは文書作成の手間を省けたい方に、専門ソフトとWindowsやMacなどに標準で搭載されている音声認識機能を使った文字起こしのやり方を解説します。

1専門ソフトでファイルをインポートして瞬時に文字起こし

「iMyFone VoxBox」はAI音声認識技術が搭載されるテキスト起こしソフトです。使い方はシンプルで、音声や動画ファイルをインポートするだけで自動的に文字に変換します。さらに、画像、PDFから文字起こしをすることもできるので、手書きのメモの場合にも完璧に対応しますね。

VoxBox 文字起こしソフト
VoxBoxの機能一覧!
  • 日本語/英語/韓国語を含む46種類以上の言語に対応し、外国語も素早く文字起こし。
  • MP4、MP3など主流のメディアファイルから文字起こしは可能で、無料で3分間で体験できる。
  • 長文でも高精度と高速で起こして、大量の音声情報を処理する時間を大幅に削減。
  • 起こした文字はtxtファイルとして保存でき、文字読み上げ機能も搭載。
無料で文字起こし

▼ VoxBoxを使った文字起こしのやり方

ステップ 1.上記のボタンをクリックしてソフトをダウンロードして起動したら、左側で「文字起こし」機能を選択します。

ステップ 2.「ファイルを追加」をクリックするかドラッグして、動画または音声をインポートします。

VoxBox 文字起こし ファイルをインポート

ステップ 3.上部で言語を選択し、右下の「変換」をクリックすると自動に文字起こしをします。

VoxBox 文字起こし 変換

ステップ 4.しばらく待ってから起こした文字を確認します。右上でそれをコピーするかtxtファイルとして出力することができます。

VoxBox 文字起こし 保存

Tips:

VoxBoxで画像文字起こしとPDF文字起こしを行いたい場合、画像やPDF読み上げ機能を使って文字抽出する必要があります。詳しい手順は公式ガイドで確認してください。

また、関連記事『文字起こしソフトの6つをおすすめ!無料&有料』でより多くの文字起こしソフトを比較できます。

2WindowsとMacの標準機能を利用

続いてはWindowsとMacの標準機能で文字起こしのやり方をそれぞれ説明していきます。マイクで喋った内容をリアルタイムに文字起こしをする方法なので、講義内容の記録として使えますね。これももちろん無料です。

▼ Windowsの標準機能「音声認識」を利用して文字起こしのやり方

Step 1.まずは、タスクバーから「スピーカー」アイコンを右クリックして「サウンド」設定パネルを開きます。「録音」タブで、お使いのマイクはデフォルトのデバイスになっていることを確認しておきましょう。

Step 2.スタートボタンの右側にある検索窓へ「音声認識」と書き込んで、音声認識ツールを検索して開きます。

Windows 音声認識

Step 3.音声認識ツールを立ち上げたら、右クリックで各種設定が出来ます。通常は一番上の項目である、「オン、スリープ、オフ」で音声認識の開始パターンを設定します。

Step 4.オンの状態でマイクに喋った内容がテキストとして出力されます。

Windows 音声認識 設定

▼ Macの標準機能「音声入力」を利用して文字起こしのやり方

Macにも「音声入力」の機能があり、同じように文字起こし可能ですが、こちらの場合は最初に有効化する必要があります。

Step 1.メニューから「システム環境設定」の中にある「キーボード」をクリックします。

Step 2.上部分のタブを「音声入力」に移動させてチェックを「オン」にして、「音声入力を有効にする」をクリックします。合わせて、規定の言語と起動するためのショートカットを設定しておきましょう。

Mac 音声入力 有効

Step 3.設定が終わったら、アプリ一覧からメモなどのテキスト入力可能なものを起動します。先に設定したショートカットキーを入力し、音声入力を始めましょう。

Step 4.入力カーソルの部分にマイクが表示されていれば、そのまま音声をテキストに文字起こしすることが出来ます。

Mac 音声入力 有効

Part 2.文字起こしのやり方 ― 動画編集向け

次は動画編集向けの文字起こし方法について紹介していきます。

もともと素材としてある動画内で話している言葉をテロップなどに起こす時には、こちらの方法が非常におすすめです。

紹介するビデオエディター「iMyFone Filme(フィルミ)」は音声をテキストにした後に字幕として動画に挿入できます。さらにWindowsとMacの両方にも使え、様々な動画編集機能も備えているので、文字起こしを動画編集の一環とする方にとてもおすすめです。

Filmeの優れた特徴:

  • ワンクリックだけで利用できる「音声文字変換」機能。わずか数秒内で文字起こしをして字幕を制作出来ます。
  • 多彩な文字テンプレートで字幕を再編集。テキスト様式は200種類以上、アニメーション効果は30種類以上があるが、自由な位置でキャプションやテロップ加工は簡単です。
  • テキストをビデオにするのも対応。文字を入力した後、背景選定や自動音声読み上げなどいくつか簡単の操作だけで動画が出来上がります。
  • 動画、画像、音声が一括編集可能。20種類以上の動画フォーマットの入力、9種類の出力がサポートされるので、再生と共有に便利です。

▼ Filmeを使った文字起こしのやり方

直感的に動画マニュアルで学びましょう⇩

音声文字変換

Step 1.上記のボタンでソフトをダウンロードして起動したら、「新しいプロジェクトを作成する」を選択します。メディアライブラリーのオプションから編集したい音声あるいは動画ファイルをインポートします。

Filme インポート

Step 2.メディアをタイムラインにドラッグします。そして、オーディアによって、適当な長さでカットして配置しましょう。

Step 3.文字起こししたいクリップを選択して、ツールバーにあるマイクとテキストで表示されている「音声文字変換」アイコンをクリックします。

Filme 音声文字変換

Step 4.「OK」を押したあとは自動的に変換された文字クリップがトラックに追加されます。必要に応じてこのテキストのフォトやスタイルを細かい調整出来ます。

Filme 文字起こし

Step 5.再生してプレビューします。問題なければ右上の「出力」ボタンを押して、編集した動画を保存しましょう。

Filme 出力ボタン

Tips.

字幕の様式や編集の方法について知りたい方は、以下の記事も合わせて読んでください!

関連記事:『動画を分かりやすくしたい?文字を入れよう!』

Part 3.文字起こしのやり方 ― 議事録向け

会議の議事録など、複数の音声を一気に文字起こししたいときもありますね。この場合には、無料で文字起こしをできるツール「ユーザーローカル音声議事録システム」がおすすめです。これはオンライン会議をしながら話す内容をリアルタイムに文字で記録できるツールですが、すごく便利です。

▼ ユーザーローカルで文字起こしのやり方

Step 1.まずはGoogle Chromeのブラウザから公式サイトにアクセスして、「新しくミーティングを始める」をクリックします。

ユーザーローカル音声議事録システム 起動

Step 2.右上にある「会議URLを共有」を押すとクリップボードに共有URLがコピーされます。例えば5人で会議をする場合であれば、1人がホストになって他の4名にURLを共有しましょう。

Step 3.イヤホンなどで喋ると、複数人数の音声を会話型式で文字起こししてくれます。タイトルと参加者の名前も設定できます。

Step 4.右上の「ダウンロード」ボタンからcsvにて保存することが出来ます。

ユーザーローカル音声議事録システム 文字起こし

Part 4.文字起こしの時に精度を高めるコツ

文字起こしは時に音声認識が微妙な場合や変換がうまくいかないこともあります。ここで、出来る限り精度をあげるためのコツをいくつか紹介しておきましょう。

1出来る限りクリアの音声で

音声認識による文字起こしはソフトが声をうまく認識出来るかどうかにかかっていますが、マイクが遠すぎたり、周囲の環境が悪かったりすると、クリアな音声を拾うことが出来ません。

出来る限り文字起こしの時にはクリアな音声を目指しましょう。

2話し方やイントネーションに注意

会話などであれば、つい感情が先に動いて早口になってしまったり、大きくイントネーションがずれてしまうこともありますが、文字起こしの場合はこれらのポイントが大切です。

話し方はスピード、明瞭な発音、イントネーションなど、様々な音声認識のキーになるものです。

3録音の音量レベルを適切にする

通常のマイクであっても同じですが、録音や話すときの声の大きさは人によって違います。音声の音量レベルは基本的な設定からテストすることが可能なので、大きすぎず小さすぎない音量レベルを探してみましょう。

大きな音量レベルではノイズの原因になり、小さすぎると音声認識が出来ません。


最後に

リアルタイムな音声認識、録音したデータからの文字起こし、動画の中の声から文字起こしなど、様々なシーンや場面によっては必要なツールの性質が変わってきます。適切なツールを探しているには、この記事が役立てば幸いです。

その中で、文字をTXTファイルとして保存できる文字起こしソフト「VoxBox」は高度な音声認識機能が備わっていて、活用範囲も広いので非常におすすめです。文字入力作業の手間を省けたい方は、ぜひこれをダウンロードして試してみてはいかがでしょうか?