iCloudで大事な写真や動画などをバックアップすることはとても便利です。しかし、iCloudの無料ストレージは5GBしかありません。そこで、iCloudバックアップを削除したい人はきっと少なくないでしょう。

そのため、本記事ではiCloudバックアップを削除した方法を紹介します。また、iCloudバックアップを削除した方法を紹介する前にやるべきこともまとめます。更に、iCloudバックアップが削除できない場合の対処法もまとめます。お役に立てば幸いです。

iCloudバックアップから削除してしまったデータを復元する方法はこちら>>

iCloudバックアップを削除する法

Part 1.iCloudバックアップを削除した前にやるべきこと

iCloudバックアップを削除する前に、以下の点に注意してください。

1バックアップの内容を確認する

iCloudバックアップには、写真、メッセージ、連絡先、アプリデータなど、重要な情報が含まれる場合があります。バックアップを削除する前に、必要なデータをバックアップしておくか、別の場所に保存しておくことを確認してください。

2同期を無効化する

iCloudで同期されるデータは、その内容と状態が、すべてのApple製品で共有されるようになっています。

いちいちのデバイスで整理をしなくてもいいので、とても便利な機能です。一方、一つのデバイスでiCloudバックアップを削除すると、そのデータを共有しているすべてのデバイスにあるデータが削除されるようになります。

大事なデータが一斉に消えてしまうという危険があるので、怖いです。iCloudバックアップを削除したり整理したリしたいときは、事前に「同期の無効化」をしておく必要があります。

Tips. iCloudで同期されるデータ種類

写真を同期できる以外に、メール、メッセージ電話帳メモカレンダー、リマインダー、株価、ホーム、ヘルスケア、Safari、Wallet、キーチェーンなどのアプリデータも同期できる。

また、iCloudの同期を無効化する手順も簡単です。

▼ iCloudの同期を無効化する手順:

Step 1.お手持ちのiPhone、iPadなどで設定アプリを開き、一番上の自分の名前が書いている部分をタップして、出てきたメニューから「iCloud」を選択します。

Step 2.現在iCloudで同期されているものの一覧が表示されています。ここで、すべての項目をオフに設定します。

iCloud同期をオフにする

このように、iCloudは同期しないようになります。

3自動バックアップをオフにする

iPhoneやiPadで自動バックアップの設定がオンになっていると、知らない間にバックアップが開始されている場合があります。バックアップが行われている場合はiCloud内のデータを整理出来ません。

手持ちのiPhone、iPadすべてで自動バックアップを停止する必要があります。

4ファミリー共有を停止する

Appleアカウントには、「ファミリー共有」という機能があります。この機能が有効になっており、自分が参加している場合はiCloud内のデータを整理出来ないようです。家族でApple製品を使っているという場合は確認し、有効になっている場合は無効化をしてください。

5【写真】オリジナル画像をダウンロードする

普段、写真を撮った後、まずはオリジナル画像をiCloudにバックアップします。バックアップすることが完了すると、目次用の低解像度な写真がiPhoneやiPad内で自動的に作成されます。それから、オリジナル画像はiPhoneやiPad内からは削除されます。

つまり、オリジナル画像はiCloudバックアップにしか存在しません。そのため、iCloudバックアップを削除した前に、iPhoneやiPadにオリジナル画像をダウンロードしておかないと、iCloud内のデータを整理したときに写真のオリジナル画像が失ってしまうようになります。

オリジナル写真をダウンロードする方法もそれほど複雑ではありません。

▼ オリジナル写真をダウンロードする方法:

Step 1.まずは、先ほどのiCloudの項目別オンオフの画面で、「写真」の項目を選択します。

Step 2.それから、出てきたメニューから、「オリジナルをダウンロード」を選択します。

写真のオリジナルをダウンロード

これだけで、オリジナル写真をダウンロードすることが完成できます。

6【写真】最終のバックアップから48時間以上待つ

iCloudに写真をバックアップすると、その写真は48時間削除できないようにロックが掛かります。少し前に写真をバックアップしていないか、確かめてみてください。このケースの場合は、バックアップから48時間以上経っている写真に関しては問題なく削除出来るはずです。

これらの注意点に留意しながら、慎重にiCloudバックアップの削除を行ってください。

Part 2.iCloudのバックアップを削除する方法

ここからは、実際にiCloudのバックアップを削除・整理する方法について紹介していきます。主に3つの方法が存在します。

1iPhone/iPadからiCloudバックアップを削除する

この方法の特徴

  • iOSデバイスだけで手軽にできる。
  • 同種のデータまたは丸ごとのiCloudバックアップを一括に削除できる。
  • 一部のデータを選択的に削除したい場合には使用できない。
  • iCloudバックアップの中身は確認できない。

▼ iPhone/iPadからiCloudバックアップを削除する手順:

Step 1.設定アプリから自分の名前が書いてあるところをタップして、「iCloud」>「ストレージを管理」という順をタップします。

Step 2.「バックアップ」をタップして、削除したいデバイス名を選択します。一番下の赤い「バックアップを削除」をタップするとiCloudバックアップのすべてのデータが消去されます。

iOSデバイスでiCloudバックアップを削除

Tips

個別のアプリのiCloudバックアップデータを削除したい場合は、「バックアップするデータを選択」という項目で目的アプリの右横のスイッチをタップして、「オフにして削除」をタップすればいいです。

2WebブラウザでiCloudバックアップを削除する

この方法の特徴

  • 個別に写真などのデータを削除するかしないかを選択することができる。
  • Webブラウザ上で作業するため少し動きが遅く、データの読み込みが時間がかかる。
  • 選択できるデータ種類に制限があり、一部のファイルは表示されないことがある。

▼ Appleの公式サイトでiCloudバックアップを削除する方法:

Step 1.「iCloud.com」にブアクセスして、ログイン画面でAppleアカウントでログインします。

※2ファクタ認証を設定している場合は確認コードを入力すればいいです。

Step 2.ログイン出来たら、管理できるiCloudバックアップのデータは表示されます。削除したいデータ種類のアイコンをクリックします。

Step 3.その後、普段iPhoneやiPadでしているようにデータを削除していきます。

icloud.comのホーム画面

Part 3.iCloudバックアップからデータを復元する方法

最後に紹介するのは、iPhoneやiPadのデータを簡単に復元できる方法です。最もおすすめするのは「iMyFone D-Back」というソフトを使って復元する方法です。

このソフトを使用して消去してしまったiCloudバックアップのデータを復元することができます。

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D-Backのおすすめ理由!
  • 通話履歴、Safari履歴などApple公式の方法より多くのiCloudバックアップしたデータ種類を確認することができる。
  • 各種のデータをプレビューしながら自由に選定してデバイス本体/PCに保存でき、削除途中の誤操作で大切なデータを失うことが避けられる。
  • データを種類別で閲覧でき、大量でも一目瞭然でiCloud容量を整理できる。
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▼ D-BackでiCloudバックアップを復元する方法:

Step 1.上記のボタンによってソフトを無料でインストールしたら起動して、「iCloudからリカバリー」を選択します。それから、右の「iCloudバックアップ」をクリックします。

iCloudバックアップを選択する

Step 2.お使いのiPhoneの状態を選択します。

iPhoneの使用状態を選択する

Step 3.表示されたデータ種類から保存したいものを選択して、「スキャン」をクリックします。

保存したいデータ種類を選択する

Step 4.スキャンが完了したら、各種のデータをプレビューしながらお好きな項目にチェックを入れてから、「PCに復元」を選択するだけでいいです。

お好きのデータを保存する

これで、iCloudバックアップの中身にある内容は保存されました。このソフトがあれば、データをバックアップから復元することができる以外、削除したデータを復元してパソコンにバックアップすることもできます。

直感的にやり方を把握したいならこの動画マニュアルを見て⇩

iPhone データ 復元

最後に

今回はiCloudバックアップの削除に関することを完全に紹介しました。いかかでしょうか?特に注意すべきのは、それを扱うとき、誤操作によってデータが永久に消失してしまうことが恐ろしいですね。

心配しないでください!データ復元に専用ソフト「iMyFone D-Back」があれば、iCloudバックアップにあるデータを選択的にプレビューしてから復元することが可能です。しかも、水没時のデータ消失などにも対応できます。ぜひ下のボタンで無料版をダウンロードしておいてデータを守りましょう。