最近のiPhoneは、高い防水性能を持っています。しかし、胸ポケットにいれていたiPhoneをトイレの水の中に落としたり、お風呂で湯船に落としてしまったりすると、時に水没で壊れてしまうことがあります。
そうなると、撮りためていた友だちや子どもの動画データが、水没によって全て無くなってしまいます。思い出はお金を払っても取り戻せませんので、想像するだけで悲しいです。
万が一の事態に備えて、こちらの記事で水没したiPhoneの応急対処法や動画を復元する方法を知っておきましょう。
Part 1:iPhoneが水没した際の応急対処法
最初に、iPhoneを水没させてしまった際の応急処置法を紹介します。
まず、あわてず落ち着いて、すぐにiPhoneの電源を切ります。これによって、水の侵入による故障の悪化や感電のトラブルを回避しましょう。
次に、Lightningコネクタを下に向けて、手のひらで優しく叩いて水を排出します。
その後、SIMカードを抜いて、風通しのいい乾いた場所でiPhoneを乾燥させましょう。
それでも不具合が出るようであれば、修理に出すことも検討します。
注意:
- なお、iPhoneには「液体侵入インジケータ(LCI)」が内蔵されており、水が内部に入り込んだかどうかを判断できるようになっています。
- インジケータはSIMカードスロット付近にあり、水が侵入すると白から赤に変わります。水没によって、故障したかどうかの判断材料にしましょう。
Part 2:水没したiPhoneから動画を復元する方法
次に、水没してしまったiPhoneから、大切な動画を復元する方法を紹介します。その方法は、iCloudやiTunesにあるバックアップからの復元が一般的です。加えて、専用ソフト「iMyFone D-Back」を使って動画だけを復元することも実現できます。
1iCloudバックアップから動画を復元
iCloudバックアップからの復元では、一旦iPhoneをリセットします。その後、目的の動画を含めたバックアップを丸ごと復元します。
ステップ1.まず、リセットしたiPhone、または新しいiPhoneを用意しておきましょう。
ステップ2.用意したiPhoneの電源を入れ、案内に沿ってセットアップを進めていくと、「Appとデータ」画面になります。
ステップ3.「iCloudバックアップから復元」をタップします。
ステップ4.iCloud にサインインして、戻したいバックアップを選びます。
全てのデータがiPhoneに復元されたら、目的の動画が取り戻せるかを確認しましょう。
2 iTunesバックアップから動画を復元
iTunesバックアップを利用する時も、iPhoneをリセットしてから復元しなければなりません。
PCがMacOS、Catalina以降であれば「Finder」を使ってください。
ステップ1.iTunesがインストールされたPCに、リセットしたiPhone、あるいは新しいiPhoneをUSBで接続しましょう。
ステップ2.iTunesでiPhoneのアイコンをクリックします。
ステップ3.それから、左側で「概要」をクリックしてから、「バックアップを復元」をクリックします。
このように、動画を含むデータはiTunesバックアップからiPhoneに復元します。
注意:
- なお、バックアップをクリックすると、既存のデータと設定が上書きされます。ご注意ください!
3iTunesバックアップから動画だけを復元
以上で紹介した方法によって水没したiPhoneから動画を復元するにはすべてのデータを一緒に復元します。もし動画だけを復元したい場合、「iMyFone D-Back」を利用して復元する方法をおすすめします。
これを使って、iTunes/iCloudバックアップからデータをプレビューしてから復元することが可能です。D-Backは、iPhoneのデータ復元に特化したPCソフトウェアです。以下の手順によって操作してみましょう!
まず水没したiPhoneからデータを復元するチュートリアルビデオをご覧ください。
ステップ1.無料版のiMyFone D-BackをPCにインストールしてから、「iTunesからリカバリー」を選択します。それから、復元したい動画を含むバックアップを選択してから「次へ」をクリックします。
ステップ2.「動画」あるいは「アプリの動画」を選択して、「スキャン」をクリックします。
ステップ3.復元したい動画を選択して、「デバイスに復元」を選択たら、選択された動画は直接復元先のiPhoneに復元します。また、「PCに復元」を選択したら、選択された動画はお使いのパソコンに復元します。
iMyFone D-Backでは、iTunesバックアップから動画を選択的に復元する以外に、以前削除したデータを復元してパソコンに保存することもできます。更に、連絡先、メッセージや写真など18種類以上のデータを復元することができます。
終わりに
万が一の事態に備えて、水没したiPhoneの応急対処法や動画を復元する方法をお伝えしました。お風呂やトイレで、うっかりiPhoneを水没させてしまっても、iCloudやiTunesのバックアップから復元できます。
また、iOSデータ復元ソフトを使って、iTunesバックアップから動画だけを復元することが最もおすすめします。ぜひD-Backを無料でダウンロードして、大事なiPhoneのデータを保護しましょう!